PB黒字化は利払い費を除く政策的経費と税収とがバランスする状態であります。
今お話がありましたように、将来の名目経済成長率と名目金利の水準、この状況によって動向変わってきますが、ただその水準について政府として確たることが申し上げることができないと。こうした中において、債務残高対GDP比を安定的に引き下げるための重要な指標としてPB黒字化を財政健全化指標の目標としているところでありますし、そこは意義があるものと考えております。
その上で、現下の厳しい財政事情を踏まえれば、中長期的な財政の持続可能性の信用を確保していく観点から、骨太方針においてPB黒字化を目指すとともに債務残高対GDP比の安定的な引下げを目指すとされているところでありまして、こうした対応が重要だと考えております。
PB黒字化自体は目的ではなく、財政を健全化させる過程においてPBの黒字化が必要となるものと考えており、PBの黒字化のみをもって財政健全化が達成されるということは全く考えておりません。
107藤藤巻健史(維新)
忘れているわけではないどころではない状況じゃないかなと私は思いますので、財政健全化を本当に必死で考えるべき時期じゃないかなというふうに思っています。
ということで、PB黒字化の話も今日、先ほど出ていましたので、今と関連して、PB黒字化、質問通告八番と九番の方にちょっと先に飛ばさせていただきますけれども。
PB黒字化が出てきたのは二〇一〇年のトロント・サミットのときだったと私は理解しているんですが、あのときは、他の国はもっと厳格なる赤字対策を約束したんですが、日本だけPB黒字化という甘っちょろい目標が出てきたわけですが、これはなぜでしょうか。
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108
加藤勝信(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
二〇一〇年のトロント・サミットでは、二〇〇八年のリーマン・ショック、また二〇〇九年のギリシャの債務危機を経験する中で、世界経済の回復のための経済政策の必要性に加えて、各国による健全な財政運営の重要性についても議論が行われたと承知をしております。
同サミットの首脳宣言において、景気回復と財政健全化のバランスを踏まえ、各国の状況に合わせた財政健全化計画を作る必要性が指摘をされております。
そして、この宣言の中において、御指摘のように、先進国については、二〇一三年度までに少なくとも赤字を半減させ、二〇一六年までに政府債務の対GDP比を安定化又は低下させると…
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109藤藤巻健史(維新)
認められたとおっしゃいましたが、私に言わせると、日本は他国のような厳しい財政黒字化目標は到底できないから、まあ五周遅れでしようがないけれども、PB黒字化を目標として認めてもらったというふうに私は理解しておるんですが。要するに、他国に比べてその時点で五周遅れなわけですが、そのPB黒字化でさえ全く達成される気配がないわけですよね。
で、その後、ところが日本では、PB黒字化が達成されると財政再建が成ったかのような印象がもう蔓延しちゃっているわけですけれども、これ、ドーマーの定理によりますと、PB黒字化になった後に、GDPの成長率が長期金利よりも高ければその後…
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- (上の発言)
110
加藤勝信(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
PB黒字化は利払い費を除く政策的経費と税収とがバランスする状態であります。
今お話がありましたように、将来の名目経済成長率と名目金利の水準、この状況によって動向変わってきますが、ただその水準について政府として確たることが申し上げることができないと。こうした中において、債務残高対GDP比を安定的に引き下げるための重要な指標としてPB黒字化を財政健全化指標の目標としているところでありますし、そこは意義があるものと考えております。
その上で、現下の厳しい財政事情を踏まえれば、中長期的な財政の持続可能性の信用を確保していく観点から、骨太方針においてPB黒字化を目指すとともに債務残高対GDP比の安定的な引下げを目指すとされているところでありまして、こうした対応が重要だと考えております。
PB黒字化自体は目的ではなく、財政を健全化させる過程においてPBの黒字化が必要となるものと考えており、PBの黒字化のみをもって財政健全化が達成されるということは全く考えておりません。
111藤藤巻健史(維新)
それはそうお聞きしまして安心いたしましたけれども、ちょっと時間がもう余りないので簡単なことを幾つか質問をさせていただきたいと思います。
ちょっと世の中にとんでも理論がまかり通っているんで、その辺をちょっとただしたいと思っているんでお聞きいたしますけれども、よく国と家計の借金は違うという議論がありますが、それについて大臣はどうお思いでしょうか。
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加藤勝信(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
家計と国の財政を全く同一に論じられるとは考えておりませんが、国家であっても際限なく国債を発行して財源が調達できるというものではないと認識をしております。
仮に、中央銀行が紙幣を発行して、国債を無限定に引き受ける前提で財政金融政策の運営が行われることになれば、財政の持続可能性や財政運営に対する信認が失われ、金利の急上昇や過度のインフレによる国民生活に深刻な悪影響が生じるおそれがあります。また、大規模災害、パンデミックなどの不測の事態に対応し、国民生活を守るための財政余力も失われるものと考えております。
そういった意味においても、政府としては、先ほどから…
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113藤藤巻健史(維新)
まさに同じ意見でございますけれども、要するに、返さないと、どちらにしたって、家計にしろ政府にしても借りた金は返さなくちゃいけないと。返さなければ二度と誰もお金なんか貸してくれないよという話だろうと思います。唯一の違いは、国には徴税権があるけれども個人にはないと、それだけの違いかなというふうに思っています。
最後の質問、時間がないんで最後の質問にいたしますけれども、よく統合政府論、政府と日銀を一緒にすれば財政は健全化であるという話を聞きますが、それについて大臣どうお考えでしょうか。
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