小宮敦史国税庁次長

2025年3月13日・第217回国会 参議院 財政金融委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 93 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 198 発言)

お答え申し上げます。

消費税の不正還付事案は、輸出免税制度を悪用するなど、事案が複雑巧妙化しております。国税当局としても、重点課題と位置付け、取り組んでいるところでございます。

具体的に申し上げますと、消費税に係る還付申告書につきまして、申告書の添付書類や保有する資料情報等に基づいて厳格な審査を行います。その上で、申告内容に疑義があれば、還付を保留し、書面照会や実地調査を行うなどして還付原因等の解明、確認を実施し、申告内容に誤り等が認められた場合につきましては確実に是正をするとともに、特に悪質な脱税者につきましては、刑事責任を追及するため査察調査を行うなど、国税当局として厳正に対応しているところでございます。

消費税還付申告法人に対する消費税調査の状況につきましては、令和五事務年度におきまして、五千四百二十五件の実地調査を行いまして、約三百九十億円を追徴課税したところでございます。このうち不正計算を把握したものが八百四十六件でございまして、その不正計算に係る追徴税額は約八十一億円となっております。

また、検察庁に告発をいたしました消費税不正還付事案の告発件数及び不正還付額の推移につきまして、これは直近三年度の状況を申し上げますと、令和三年度が九件、四億三千四百万円、令和四年度が十六件、十三億四千七百万円、令和五年度が十六件、四億五千四百万円となっております。

今後とも、不正還付事案の対応や手口も見極めながら、厳格な審査と的確な税務調査等を通じて不正還付の防止に努めてまいりたいと考えております。

前後のやりとり

89の発言を見る

97の発言を見る