委員御指摘のとおり、従来、船員の確保、育成というところでは、グラフでも示していただきました例えば内航船員においては、将来高齢船員が大量に退職をされて船員不足が非常に懸念されるのではないかということも大きな課題とされてきました。ですので、今まで、例えば海技教育機構における船員の養成に必要な予算の確保、段階的な入学定員の拡大であるとか、日本船舶・船員確保計画制度を創設をし、また支援をする、あるいは六級海技士短期養成コースの創設及び支援等の取組を進めてまいりました。
こうした取組を通じて、新規就業者の増加もございまして、近年、内航船員でいうと、全体の年齢構成が五十歳以上の方の割合が全産業並みとなるまで若返りが進むということと、内航船員の総数も、平成二十六年約二万七千百人を底に、直近の令和五年には約二万八千六百人まで少し増加もしまして、一定の効果はあったのではないかというふうには思っておりますが、ただ、いずれにしても、先ほど来申し上げている有効求人倍率等を見ますと、平成二十四年に一倍を超えて、そこから上昇が続きまして、直近数年間では大きく上昇という状況、船員不足が深刻化をしているということでございますので、先ほども紹介させていただいた海技人材の確保のあり方に関する検討会を立ち上げ検討をしていると。そして、中間取りまとめ、昨年十二月、五つの方向性ということで出させていただきまして、対策を講じていくということでございます。
そういう意味で、この方向性に沿った措置ということで今回本法案も提出をさせていただきましたので、この法案も含めまして対策を総合的にしっかり講じてまいりたいというふうに思います。
28
杉尾秀哉(立憲)
船の大型化、これも後で言いますけれども、やっぱり小規模事業者が多くて、一杯船主というんですかね、一隻しか持っていないという、こういう事業者も非常に多いんですね。実は内航海運というのはそれが現実と。
これ課題だらけなんですけれども、船員不足の問題をもう少し掘り下げたいんですが、去年四月の衆議院の国交委員会の議事録を読んでおりましたら、こういうやり取りがありました。これは現在の宮武局長の前任者の方ですけれども、こういうふうな発言しているんですね。最近十年間で見ると、若年船員は数、割合とも増えていて、全体として内航船員の数も増加している、内航海運の輸送需要は…
この発言のページ
29
中野洋昌(公明)国土交通大臣
昨年四月の、局長からこのような、大きな支障は生じていないという答弁があったということだというふうに思います。
大きな支障は生じていないと、国内海上輸送の全体が滞るような大きな支障が生じてはいないという現状の答弁をしたのであろうというふうに思いますけれども、しかし、船員の、先ほど私もお話しさせていただいた有効求人倍率を見ても、やはり直近数年間で大きく上昇ということは、船員不足は深刻な状況であるというふうに私は認識をしております。不足感が非常に高まっていると。その背景としては、先ほど来お話が、委員からも資料を提示していただいたような働き方改革等々、いろんな…
この発言のページ
30
杉尾秀哉(立憲)
やっぱり今深刻だということをおっしゃっていただきましたが、これは去年もそういう状況は変わらなかったと思うので、ちょっとやっぱり危機感が実は足りなかったのではないかというふうに思われます。
内航海運の船員数は、一九九〇年で大体五・六万人ぐらい、それが二・七万人程度に今半減をしております。ただ、輸送量自体は、ここ二十年間はほぼ横ばいで変わっておりません。一方、外航船の日本人の船員の数が、私の父がそうだったんですが、一九七二年がピークで五・六万人いたんですが、バブルの崩壊前後に一万人を切って、ここ二十年ほどは二千人台で推移していると、こういう状況ですね。
…
この発言のページ
- (上の発言)
31
中野洋昌(公明)国土交通大臣
委員御指摘のとおり、従来、船員の確保、育成というところでは、グラフでも示していただきました例えば内航船員においては、将来高齢船員が大量に退職をされて船員不足が非常に懸念されるのではないかということも大きな課題とされてきました。ですので、今まで、例えば海技教育機構における船員の養成に必要な予算の確保、段階的な入学定員の拡大であるとか、日本船舶・船員確保計画制度を創設をし、また支援をする、あるいは六級海技士短期養成コースの創設及び支援等の取組を進めてまいりました。
こうした取組を通じて、新規就業者の増加もございまして、近年、内航船員でいうと、全体の年齢構成が五十歳以上の方の割合が全産業並みとなるまで若返りが進むということと、内航船員の総数も、平成二十六年約二万七千百人を底に、直近の令和五年には約二万八千六百人まで少し増加もしまして、一定の効果はあったのではないかというふうには思っておりますが、ただ、いずれにしても、先ほど来申し上げている有効求人倍率等を見ますと、平成二十四年に一倍を超えて、そこから上昇が続きまして、直近数年間では大きく上昇という状況、船員不足が深刻化をしているということでございますので、先ほども紹介させていただいた海技人材の確保のあり方に関する検討会を立ち上げ検討をしていると。そして、中間取りまとめ、昨年十二月、五つの方向性ということで出させていただきまして、対策を講じていくということでございます。
そういう意味で、この方向性に沿った措置ということで今回本法案も提出をさせていただきましたので、この法案も含めまして対策を総合的にしっかり講じてまいりたいというふうに思います。
32
杉尾秀哉(立憲)
先ほどの資料二なんですけれども、今大臣の答弁にありましたとおり、若干やっぱり平均年齢は下がっていて、全産業平均とほぼ一緒のところまで来ているんですが、ただ、ボリュームゾーンを見ると六十歳以上の方がやっぱり非常に多くて、この人があと十年、二十年、まあ八十歳で乗っている人もいらっしゃるらしいんですが、あと十年、二十年、三十年続けられるかといえば、ちょっとやっぱり無理だろうというふうに思いますので、やっぱりこれは本当に喫緊の課題なんだなということがよく分かるんですね。
あと、それから、今回は外国人の船員の方もいわゆるF条約でも対象になるわけですけれども、女性…
この発言のページ
33宮宮武宜史国土交通省海事局長
女性船員を採用するための対策という御質問と理解いたしました。
船員不足が深刻化している中で、女性も含めた船員にとって働きやすい環境整備を図ることが重要だと考えております。
これまで、女性船員にとって働きやすい環境整備に向けまして、女性のライフステージに合わせた柔軟な配置転換、あるいは女性専用の居室、浴室の設置など業界における先進的な取組事例を収集し、それを発信するという取組、あるいは、就職説明会におきまして女性活躍企業が見えるような、そういう見える化を進めるという、そういう取組を進めてまいりました。
引き続き、女性船員などが活躍する事業者の社内環境…
この発言のページ
34
杉尾秀哉(立憲)
資料四を御覧ください。
これも内航船ですけれども、女性船員数ですが、令和五年で六百九十人ということで、左の下にも書いてありますけど、二%。何かグラフが右肩上がり風になっていますけど、全然右肩上がりじゃないんですよ、赤いグラフがこうなっていますが。
ちなみに、元々やっぱり男性の職業と言われた自衛官、これが女性の割合が今八・三%、それから警察官が七%で、それぞれ十年間で大体三ポイントぐらい調べてみると上がっているんですね。で、女性の船員数というのが、今申し上げたとおり二%でほぼ横ばいでしょう。ここの部分もやっぱりこれから取り組んで、力を入れていただきたい…
この発言のページ