加藤勝信 (自由民主党)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

2025年4月7日・第217回国会 参議院 決算委員会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 312 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 318 発言)

本年一月に提出しました令和四年度決算に関する参議院の議決について講じた措置について御説明申し上げます。

まず、紅こうじ原料を含む機能性表示食品による健康被害につきましては、関係閣僚会合で取りまとめられた紅麹関連製品に係る事案を受けた機能性表示食品制度等に関する今後の対応を踏まえ、食品表示基準及び食品衛生法施行規則を改正したところであります。

具体的には、機能性表示食品の届出者に対して、健康被害と疑われる情報の収集と都道府県知事等や消費者庁長官へ提供することを義務付け、提供期限等の明確な基準を示したほか、錠剤・カプセル剤等食品の適正製造規範に基づく製造・品質管理等も規定したところであり、令和七年度予算におきまして、当該管理の状況を確認する立入検査等の体制を整備することとしているところであります。

引き続き、科学的情報を収集しつつ、同一事案の発生防止のための食品衛生上の措置を検討してまいる所存であります。

次に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の食材調達に係る不適正な契約手続につきましては、同様の事案の再発を防止する観点から、農林水産省の契約事務を担当する職員及び管理監督者に対して通知等を発出して契約事務の適正化に向けた再発防止の注意喚起を行ったところであります。

また、全職員を対象に実施した研修において、不適切な事例として取り上げるなど、職員の意識改革及び知識向上にも努めているところであります。

引き続き、会計法令の遵守の徹底及び再発防止に努めてまいる所存であります。

次に、羽田空港における航空機衝突事故につきましては、現在、その原因を究明するための調査を運輸安全委員会が行っているところであります。

再発防止策につきましては、令和六年六月の羽田空港航空機衝突事故対策検討委員会における中間取りまとめを踏まえ、滑走路誤進入に係る注意喚起システムの強化等を進めているところであります。

また、航空機の離着陸に係る監視体制の強化を図るため、羽田空港等におきまして、同年七月に航空管制官の緊急増員を行い、令和七年度から離着陸調整担当を新設するなど航空管制官の人的体制の強化拡充に取り組んでいるところであります。

引き続き、航空の安全、安心の確保に万全を期してまいる所存であります。

次に、令和六年四月の海上自衛隊ヘリコプター墜落事故につきましては、同年七月に公表した事故調査結果等を踏まえ、搭乗員による見張り要領の徹底、複雑な作戦環境下における適切な高度管理、装備品の改修等の再発防止策を講じているところであります。

また、令和五年四月の陸上自衛隊ヘリコプター墜落事故につきましては、令和六年三月に公表した事故調査結果等を踏まえ、事故原因であるエンジン出力低下の要因に対するより詳細な点検、検査の実施、対処要領の教育などの再発防止策等を講じているところであります。

引き続き、これまでの事故の教訓を風化させることがないよう、事故の再発防止策を徹底し、安全管理に万全を期してまいる所存であります。

以上が、令和四年度決算に関する参議院の議決について講じた措置であります。

政府は、従来から、決算に関する国会の審議議決、会計検査院の指摘等に鑑み、国費の効率的使用、事務事業の運営の適正化、不当経理の発生の防止等につきまして特に留意してまいりましたが、今後とも一層の努力を続けてまいる所存であります。

なお、令和四年度決算審査措置要求決議について講じた措置につきましては、新型コロナウイルス感染症の無料検査事業における不正事案について等、内閣のとった八項目に係る措置につきまして、お手元に配付してありますとおり御報告いたします。

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