山下芳生 (日本共産党)

2025年4月7日・第217回国会 参議院 決算委員会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 294 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 318 発言)

経産大臣、知らないんですかね。化審法では、企業に対し取扱いに対する報告あるいは立入検査、措置命令もできるんですよ。報告求めることはもう当たり前なんですよ。それをやらない。

次のパネルを御覧いただきたいんですけれども、ヨーロッパの地図です。イギリスあるいはEU各国でPFAS汚染が深刻になっております。これは、国境を越えてジャーナリストや専門家が協力して汚染マップを作ったんですね。非常にたくさんの方々が協力して作った地図です。

ちょっと見にくいと思うんですが、赤い点は、十ナノグラム・パー・リットル以上の濃度が測定された約一万七千か所です。青い点は、消火剤が使用されたなど汚染の可能性が高いところであります。汚染はヨーロッパ全土の約二万三千か所に及んでおります。こういうことが分かって、イギリス、フランス、ドイツなどはもう真っ赤っかになっています。

こういうことが分かって、今、欧州化学品庁は、パネル四ですが、実は、先ほど御答弁ありましたけれども、PFASというのは全部で一万種類以上あるんです。この一万種類以上ある全てのPFASの全面禁止を欧州化学品庁は提案しております。

なぜそうしているかといいますと、この提案文書、本規制の対象となる全てのPFASは、非常に高い残留性でほかのどの合成化学物質よりも長く環境中に残留する可能性がある、環境にあるPFASの蓄積性が増加する過程は不可逆的であり、人及び環境への暴露を伴うため、PFASの排出を最小限に抑えることが必要である。

もう全PFASをやっぱり抑える、規制する、禁止するということが必要だということなんですね。これは予防原則に立って、将来世代に負荷を転嫁しないよう、今禁止することが必要なんだと。将来かなりの負担額になるということも試算されております。

総理、EUでは全てのPFASを全面禁止しようとしています。対して日本では、上の赤いところ、三種類、PFOA、PFOSとあと一種類、この三種類のみの規制で、しかもこの三種類が河川、地下水から高濃度で検出されている、かつ汚染源の見当も付いているのに調査もしない。余りにも遅れていると思いませんか。

前後のやりとり

290の発言を見る

298の発言を見る

顔写真の出典(Wikimedia Commons、5件)