角倉一郎環境省環境再生・資源循環局次長

2025年3月27日・第217回国会 参議院 経済産業委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 96 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 208 発言)

お答え申し上げます。

環境省が昨年自治体に対して行った調査では、廃鉛蓄電池を不適正に処理したヤードにおいて、解体過程で生じた廃液による周辺水域での汚染や精錬時の悪臭等が報告されているところでございまして、私どもとしてもこれは大変重要な課題であると考えております。

こうした中で、環境省におきまして、昨年十月に新しくヤード環境対策検討会を設置をいたしました。この検討会の中で、事業者団体からは、不適正なヤードにおける廃鉛蓄電池の解体処理により希硫酸等が周辺に流出し、生活環境保全上の支障を引き起こしている可能性があると、こうした御意見もいただいております。さらに、先ほど来御指摘いただきましたとおり、こうした不適正なヤードにおいて、廃鉛蓄電池から取り出された巣鉛等がバーゼル法に基づく輸出手続を経ずに不適正に輸出されていると考えられると、こうした御指摘もいただいているところでございます。

これらの調査結果や指摘を踏まえ、私どもとしても更に踏み込んだ対策について検討すべきではないかと、このように考えているところでございます。

このため、この検討会では、ヤードで保管される物品の規制の枠組みについて、廃鉛蓄電池を含む有害性の高い物品の適正な解体を行うための規制や、不適正な輸出を防ぐ仕組みなどを重点的に有識者に御議論をいただいております。今月十七日に開催した第五回検討会では、これまでの議論を踏まえ、ヤード環境対策における取組の基本的方向性の案をお示しいただいたところであり、間もなくこの取りまとめをしていただくこととしております。

さらに、こうした検討会での議論、取りまとめを踏まえ、中央環境審議会においても現在議論を進めているところでございまして、今後、廃鉛蓄電池等のヤードに関する環境対策について、ただいま御指摘いただいた点も踏まえまして、制度的に今後どのような措置を講じるべきか、更に検討をし、しっかりと対応してまいりたいと考えております。

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