松本啓朗環境省水・大気環境局長

2025年5月29日・第217回国会 参議院 環境委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 36 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 194 発言)

お答え申し上げます。

風力発電施設の設置に当たりまして、騒音による生活環境への影響を未然に防止することが重要な課題であると認識しております。環境省におきましては、有識者検討会におきまして技術的な検討を行い、平成二十九年に風力発電施設から発生する騒音に関する指針を策定いたしました。風車の騒音の聞こえ方といいますのは、風の状況、いわゆる風況ですとか、あと、地形や土地利用など地域の状況に影響されることから、同指針におきましては、全国一律の値ではなく、地域ごとの風力発電施設が設置される以前の音の環境を考慮した指針値を設定してございます。また、この指針は今後必要に応じて改定するとしておるところでございます。

この平成二十九年の指針策定後も、環境省では、風力発電施設から発生する騒音に関する情報収集、調査等を行っておりますが、これまでのところ、風車騒音と健康影響の明らかな関連を示す一貫した知見は得られておりません。

御指摘のありました影山先生の論文、二〇一六年に発表されたものと承知しておりますが、この影山隆之先生の論文の中でも、不眠症及びこれらの健康影響については個人的な特性に影響を受けると考えられ、これらについて風車騒音による健康影響に関する将来の疫学研究において考慮すべきであろうという旨述べられているところであります。我々としても、こうした科学的知見の充実に努めて、必要な対策を講じてまいりたい、このように考えてございます。

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