福和でございます。
一般には、公助と共助と自助の割合は一対二対七と言われております。圧倒的に自助が大事である。災害が起きた後は、やはり公助の力は圧倒的に足りません。我々は平時に持っている力しかありませんから、その力以上のものを災害が起きた後に使うことはできません。
ですから、公助はどこで使うかというと、平時に使うべきだと思います。平時に自助がちゃんと育つように、徹底的に公助の力を入れる。できる限り自助を促すように公助が入り込んでいく。その仕組みは比較的難しいわけではなくて、皆さんのやる気を育むような、あるいは教育とか啓発みたいなことをして少しでも自助が進む、特に耐震化とか家具固定が私は大事だと思っていますし、逃げるという訓練も大事だと思いますけれども、そういったことがしやすくなるようにしてあげるべきだと思います。
今は、残念ながら、耐震化補助は申請主義です。この申請書類を書くのが極めて面倒です。それから、一般に八割までしか補助しません。これは、一〇〇%補助してあげた方が多分圧倒的に進みます。その代わり、補助金額を減らせばいいんです。補助金額を減らせば、そうしたら、創意工夫で安い耐震化工法をみんながつくります。お金が出なくて、申請主義じゃなくて、公的の方から、やってあげるよ、診断もしてあげるし、そのまま手続として改修もしてあげるよと。
今は、診断だけして改修しない人がほとんどです。これを一気通貫にして手間を省いてあげて、一〇〇%にしてあげて、住民の人たちがそんなに負担に思わないようなやり方。私だったら、中をいじるのは嫌なので、外側からバッテンのワイヤ補強をするだけだったら多分物すごく安くできるわけです。そうすると、みんな住み続けられます。
そういった形で公助を上手に使って、そうすれば自助だってずっと進むわけですから、事前に投資をすることで、事後の、我々が持てる力をより大事なことに生かしていくような時間軸上のバランスを取りに行くということが私は大事だと思っております。そうすると、今の公助の力でも相当にやれることはあるというふうに信じています。
以上です。
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金子恭之(自民)
ありがとうございました。
以上で各参考人からの御意見の開陳は終わりました。
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10
金子恭之(自民)
これより参考人に対する質疑に入ります。
質疑の申出がありますので、順次これを許します。平沼正二郎君。
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平沼正二郎(自民)
皆さん、おはようございます。自由民主党の平沼正二郎でございます。
今日は、四名の参考人の皆様方、本当にそれぞれの視点から、また幅広く、そして知見に富んだ御意見をいただいたこと、改めて感謝と御礼を申し上げます。
非常に私も勉強になる部分もありましたし、私自身、さきの内閣で内閣府大臣政務官で能登半島地震の対応にも当たらせていただいておりましたし、同時に復興の政務官でもありましたので、東北三県の復興の件に関してもいろいろな知見を今日も授かったのかなと思っております。
その上で、いただいた意見の中からちょっと御質問をさせていただきたいと思います。
これは…
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- (上の発言)
12福福和伸夫名古屋大学名誉教授
福和でございます。
一般には、公助と共助と自助の割合は一対二対七と言われております。圧倒的に自助が大事である。災害が起きた後は、やはり公助の力は圧倒的に足りません。我々は平時に持っている力しかありませんから、その力以上のものを災害が起きた後に使うことはできません。
ですから、公助はどこで使うかというと、平時に使うべきだと思います。平時に自助がちゃんと育つように、徹底的に公助の力を入れる。できる限り自助を促すように公助が入り込んでいく。その仕組みは比較的難しいわけではなくて、皆さんのやる気を育むような、あるいは教育とか啓発みたいなことをして少しでも自助が進む、特に耐震化とか家具固定が私は大事だと思っていますし、逃げるという訓練も大事だと思いますけれども、そういったことがしやすくなるようにしてあげるべきだと思います。
今は、残念ながら、耐震化補助は申請主義です。この申請書類を書くのが極めて面倒です。それから、一般に八割までしか補助しません。これは、一〇〇%補助してあげた方が多分圧倒的に進みます。その代わり、補助金額を減らせばいいんです。補助金額を減らせば、そうしたら、創意工夫で安い耐震化工法をみんながつくります。お金が出なくて、申請主義じゃなくて、公的の方から、やってあげるよ、診断もしてあげるし、そのまま手続として改修もしてあげるよと。
今は、診断だけして改修しない人がほとんどです。これを一気通貫にして手間を省いてあげて、一〇〇%にしてあげて、住民の人たちがそんなに負担に思わないようなやり方。私だったら、中をいじるのは嫌なので、外側からバッテンのワイヤ補強をするだけだったら多分物すごく安くできるわけです。そうすると、みんな住み続けられます。
そういった形で公助を上手に使って、そうすれば自助だってずっと進むわけですから、事前に投資をすることで、事後の、我々が持てる力をより大事なことに生かしていくような時間軸上のバランスを取りに行くということが私は大事だと思っております。そうすると、今の公助の力でも相当にやれることはあるというふうに信じています。
以上です。
13山山崎栄一関西大学社会安全学部教授
公助と共助と自助の関係なんですが、憲法とかを見てみると、憲法では自立した個人というのを前提に考えているんですね。災害が起こると、そういう自立というのがなかなか難しくなる場面というのが出てきて、そういう自立をまた回復するために公助というのが使われる、そういうイメージです。
ですから、基本的には自助を前提に、まさに自助を促進するとか支えるような形で公助というのは使われるべきで、共助というのも、とどのつまりは、結局、自助の促進につながっていくわけですから、共助に対しても公助はある程度そういう支援をする、そういう余地もあるかと思います。
以上です。
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14重重川希志依常葉大学名誉教授
基本的には、私は、社会で考えられているよりも自助で頑張っている人というのは多いと思っています。例えば、被災地なんかに行きましても、何も言わず、みんな一生懸命黙々と努力している。ただし、そういう人の声は表に出てきません。サイレントマジョリティーとよく言われるんですけれども、そうじゃない人の声、あるいは、そうじゃない人をあたかも代弁するかのような外からの声というのが一般的には大きく聞こえてきます。まだまだ、やはり日本人というのは黙って一生懸命頑張る、そういう人がいっぱいいると思っています。
あと、共助についてなんですが、共助は時期によってどういう共助が大切…
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15加加藤孝明東京大学生産技術研究所教授/東京大学社会科学研究所特任教授
バランスというよりかは、基本的には自助、共助、公助、最大限の努力をしていくというのがまず大前提である。
まず、やってはいけないこととして、やはり相互依存関係があると、互いに頼り合って結局誰も努力をしないという状態になっている。もしかすると、今の日本社会の多くはその状態に陥っている可能性があるかもしれない。
それから、自助、共助、公助の関係としては、先ほど福和参考人が言われたとおり、共助は共助として独立して頑張る要素もあるんだけれども、自助の支援を共助がしていく、地域ぐるみで何かに取り組んでいく、公助は自助、共助の支援をしていくという関係が重要である。…
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