藤巻浩之国土交通省水管理・国土保全局長

2025年2月28日・第217回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 102 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 185 発言)

お答えいたします。

委員が御指摘いただきましたとおり、令和元年の台風第十九号、これにおきましては、利根川水系では、それまでに整備された様々な治水施設が浸水被害の防止、軽減に効果を発揮いたしました。先ほどお話を申し上げました八斗島地点より上流のダム群では、御指摘のとおり、試験湛水中の八ツ場ダムで約七千五百万立方メートル、これを貯留したのを始め、七つのダムの合計で約一億四千五百万立方メートルの洪水を貯留したところでございます。

これら七つのダムの洪水貯留による八斗島地点における水位低下量は約一メートルと推定されまして、これまでに整備してきたダムが一定の効果を発揮したものと考えております。

八ツ場ダムにつきましては、完成しました令和二年度以降におきましても、これまで五回の洪水調節を行っております。また、全国の治水機能を有しているダムにおきましては、昨年、令和六年の一年間で、三百十二のダムにおきまして八百六十三回の洪水調節を実施したところでございます。ダムは、洪水の一部を貯留し、下流河川の水位を低下させ、下流域の浸水被害を防止、軽減する効果があると考えております。

気候変動による降水量の増大に備えるためには、私ども、あらゆる関係者が協働して行うハード、ソフト一体となった流域治水を推進し、事前防災対策をこれまで以上に充実、加速化することが重要と考えております。

具体的なハード対策といたしましては、河道掘削や堤防、ダム、遊水地、そういったものの整備などに加えまして、既存の利水ダムなどの有効活用、さらには、御指摘のありました、当時の社会情勢等から過去に中止となったダム等の施設についても選択肢から排除せず、様々な対策案を比較検討し、流域全体の安全度を早期に向上させるよう、対策の充実を図ってまいりたいと考えているところでございます。

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