村上誠一郎 (自由民主党)総務大臣

2025年2月27日・第217回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 311 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 334 発言)

御希望はよく分かります。私も、もう十四回選挙をやっていますから、自分で証紙を貼ったりポスターを貼ったり、本当に苦労しました。

ただ、まず、公営掲示板の効率化については、現行制度において、デジタルサイネージを含め、選挙運動のための電光表示などを用いることは一応原則としては禁止されておりまして、これを変えようとする場合には、選挙運動のための電光表示の利用をどのような範囲で認め、実際にどのように表示するか、これをまず検討しなきゃいけないと思います。それから、金のかからない選挙の観点から、設置に係る経費などをどのように考えるかなどの論点がまだ残っているように思います。

また、選挙運動用のポスターの掲示は選挙運動そのものであることから、選挙の公正かつ適正な管理のため、政治的中立性が求められている選挙管理委員会が関与することについては、慎重に検討しなきゃいけないというふうに思います。

また、今言われた選挙運動用のビラの証紙貼りの効率化については、御承知のように、証紙は、ビラの枚数が制限されていることに伴い、その枚数を確認するためのものと考えております。

証紙に代えて、例えば、委員が言われるように電子透かしを活用することについては、それのみによって、ビラが枚数制限を超えて印刷されていないかの確認はどういうふうにしたらいいか困難であると思います。そういう課題もあると思っております。

それから、選挙人名簿の抄本の閲覧については、個人情報保護の観点から、平成十八年の改正により、閲覧要件を限定し、厳格な手続を設けるとともに、不正閲覧をした者に対する罰則が整備されました。

また、従前、コピーの根拠となっていた便宜供与規定についても、不当な目的の閲覧や流通等のおそれがあるため、削除されているところであります。

選挙人名簿の閲覧については、こうした法改正の経緯や個人情報保護との関係を踏まえて議論されるべきものと考えております。

いずれにしましても、私も十四回選挙をやって、証紙貼りからポスター貼りから本当に苦労した、そしてまた、それは委員の気持ちもよく分かりますけれども、それぞれの今までの課題をやはりきちっと精査して、合理性があることにならないとなかなか難しいんじゃないかと思います。

そういうことで、最後はもう、御存じのように、この選挙に関する法案は各党協議に委ねられておりますので、その在り方について積極的な議論を各党協議会でお願いしたい、そういうふうに考えております。

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