中選挙区で選挙をやった人は、この中にもう衆議院ではいないんだと思います。先ほどまで答弁はないのに来ておりました防衛大臣、外務大臣、これは二回中選挙区でやっています。私が三回やっています。小選挙区で十回やっています。
私は、小選挙区にしなきゃ駄目だと思ったのは、同じ自民党で戦いますので、例えば、私は自民党であるが憲法改正は反対であるとか、私は自民党であるが消費税導入には反対であるとか、つまり、同じ党なのに違うことを言っても許されていいのかという問題が意識の根幹にございました。お金がかかるというのもありましたが、それはもっと規制を厳しくすれば多分なくなる問題だと思っておりまして、同じ党なのに違うことを言って許されるという制度は絶対間違いだと思って小選挙区制を推進をしてまいりました。
そうしますと、その議論のときに、小泉純一郎先生が、まだ厚生労働大臣を終わられたばかりだったと思いますが、この制度を入れると何が起こるかというと、党本部と首相官邸の言うことしか聞かない議員ばかりになって、それでいいのかというふうに言われまして、私はそんなことはないと一生懸命反論したのでありますが、君は人間というものを知らぬのだと一喝をされまして、さあ、それがどうであったかというのは、またいろいろな御判断のあるところだと思っております。
ただ、有権者がこうだと思って一票を入れたのに、それと違う行動をすることがある、あるいは有権者の意思と違う力によって意思決定が行われるということは、主権者に対してはかなり乖離を招く、そういう制度がシステムとしてあるとするならば、そこはいろいろなやり方があるだろうと思っております。
ですので、有権者の意思に何が一番近いのかという観点から常に選挙制度は議論されるべきものだと私は考えております。
369
赤嶺政賢(共産)
こんなことは許されないということを申し上げて、質問を終わります。
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370
安住淳(立憲)
これにて赤嶺君の質疑は終了いたしました。
次に、福島伸享君。
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371
福島伸享政府参考人など
有志の会の福島伸享でございます。
総理、一日、お疲れさまでございます。
まず一つ目は、選挙制度改革について質問したいと思います。
昨年の自民党総裁選で、石破茂政策集「日本の未来を守り抜く。」では、有権者目線で選挙制度を見直す改革をリードしますとおっしゃっております。昨年八月二十四日の自民党総裁選の出馬会見、地元の神社でも、私は、中選挙区連記制というものも一つの選択肢だと思っていますとおっしゃっております。一月一日の文化放送の番組では、小選挙区比例代表並立制が本当に有権者の意思にかなっているか、そもそも論をやるうちに出口が見えてくるとおっしゃっており…
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- (上の発言)
372
石破茂(自民)内閣総理大臣
中選挙区で選挙をやった人は、この中にもう衆議院ではいないんだと思います。先ほどまで答弁はないのに来ておりました防衛大臣、外務大臣、これは二回中選挙区でやっています。私が三回やっています。小選挙区で十回やっています。
私は、小選挙区にしなきゃ駄目だと思ったのは、同じ自民党で戦いますので、例えば、私は自民党であるが憲法改正は反対であるとか、私は自民党であるが消費税導入には反対であるとか、つまり、同じ党なのに違うことを言っても許されていいのかという問題が意識の根幹にございました。お金がかかるというのもありましたが、それはもっと規制を厳しくすれば多分なくなる問題だと思っておりまして、同じ党なのに違うことを言って許されるという制度は絶対間違いだと思って小選挙区制を推進をしてまいりました。
そうしますと、その議論のときに、小泉純一郎先生が、まだ厚生労働大臣を終わられたばかりだったと思いますが、この制度を入れると何が起こるかというと、党本部と首相官邸の言うことしか聞かない議員ばかりになって、それでいいのかというふうに言われまして、私はそんなことはないと一生懸命反論したのでありますが、君は人間というものを知らぬのだと一喝をされまして、さあ、それがどうであったかというのは、またいろいろな御判断のあるところだと思っております。
ただ、有権者がこうだと思って一票を入れたのに、それと違う行動をすることがある、あるいは有権者の意思と違う力によって意思決定が行われるということは、主権者に対してはかなり乖離を招く、そういう制度がシステムとしてあるとするならば、そこはいろいろなやり方があるだろうと思っております。
ですので、有権者の意思に何が一番近いのかという観点から常に選挙制度は議論されるべきものだと私は考えております。
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福島伸享政府参考人など
今の、まだいま一つ分からないです。どこが今問題だと思っていらっしゃいますか。
私は、二大政党制というのを目指して、政権交代があればよくなるというのは、実は幻想だったんじゃないかとも、自分も一度政権交代を経験して思っておるし、ヨーロッパは今、先日ドイツで選挙が行われましたけれども、二大政党じゃなくて、第三極の極右政党が出てきたことによって、従来の二大政党だったSPDとCDUが連立交渉を今行っているわけです。イギリスにも行ってまいりましたけれども、労働党、保守党という枠組みも崩れ始めていて、今、世界的に多党制、連立の時代になっているのに合った選挙制度にしな…
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石破茂(自民)内閣総理大臣
これは、仕組みとして二大政党に収れんすると考えたのは間違っておりました。その点は率直に認めて、改善の方向性を見出さねばならぬと思っております。
ただ、二大政党が本当に正しいかどうかということも検証していかなければなりません。二大政党が存在します場合には、外交、安全保障、そして財政の基本、この三つで余りに差がありますと、政権交代のたびに政策が大きく振れますので、それがそうならないということが前提として二大政党の議論は行われるべきものでございますが、制度さえ入れれば二大政党が実現すると思ったのは私の考えの足らざるところであったことは、率直に認めるところでご…
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福島伸享政府参考人など
是非、総理、議連の顧問も務めていただきましたから、党利党略を超えて、あるべき日本政治の姿というのを踏まえた選挙制度改革、これは総理がリードすべき話ではありませんけれども、自民党総裁としてのリーダーシップを発揮いただければと思っております。
次に、中速鉄道の問題に行きたいと思います。
総理、この本を読まれましたか。東大名誉教授、曽根先生の「中速鉄道のすゝめ」。昨年の十二月に出ているので、是非、総理、読んでいただければと思うんですね。日本の鉄道起死回生策。ここではこう書いてあります。ヨーロッパ大陸の地続きの国では、国内交通も国際交通も航空から高速鉄道への…
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