何か十数年前の議論をまざまざと思い出すのですが、私どもとして申し上げておったのは、本当に十分な財力を持った御家庭というものがある、十分に払える、そういうところも無償化するということは格差是正という観点から見てどうなんだろうか、十分に財政的な余力のあるところも本当に困窮しておられるところも同じに扱うということが本当に多くの国民の御理解を得られるものなのだろうかという観点から、私は政調会長でございましたが、随分と鳩山政権において議論をさせていただきました。私は同じ思いを今も持っておりまして、やはり格差是正というのは大切なことなのではないか。
あるいは、国民の御理解、納税者の御理解というものを得る。現状において高校の進学率は九九%ございますが、そこにおいて全て無償化ということについて、国民の皆様方がどう御理解いただくのかということは根源的な議論だと思っております。
そこについて私は野田委員と随分価値観は共有させていただいているように思いますが、同時に、教育の質というものをどう考えていくのだということでございます。私も高等教育は受けました。物すごく難しくなったという覚えがございます。つまり、皆さん方が無償化によって高等教育を受けられる、同時に、それをいかにして御理解いただけるかということの努力をどうしてやっていくのかという点も議論をさせていただきたいと考えております。
公立小中学校の施設の老朽化でございます。これは、コストを抑えながら、建て替えと同等の教育環境を確保するということ、排出する廃棄物も少ないという長寿命化改修というものを進めてまいりたいと思っております。
私は、全国あちこち回っておって、すごく立派な学校が廃校になったという例を幾つも見ております。やはり、そこにおいて長寿命化というものは必要なのではないかというふうに考えておるところでございまして、学校規模の適正化、そうすると学校は減っちゃうじゃないかというお話もございます。学校が減ったところは集落の活性化が著しく損なわれるということも承知をいたしておりますが、規模の適正化、ほかの公共施設との複合化、管理運営の改善というような検討もやっていきながら、早急に効果が表れるようなやり方は何なのだということで、老朽化対策は急ぎたいと考えております。
60
野田佳彦(立憲)
財源の話をちょっと今、かなり違う、違和感のある答えをされていまして、道路特定財源ではありませんので、しっかり対応できると思います。
我々の提示している財源はどちらかというとワンショットのお金が多いんですけれども、もし御賛同いただいて実現できるならば、それは当然、安定財源確保のために責任を持っていくということは申し上げておきたいというふうに思います。今日はちょっと感触をつかむだけで、実務者協議に具体的に委ねていきたいと思いますけれども。
次は、教育費の負担を減らしていくという趣旨の下で、まず、学校給食費の無償化、四千九百億円ということを計上させていただ…
この発言のページ
61
石破茂(自民)内閣総理大臣
現在におきましても、委員が御指摘になりました、給食費が高いので払えないよという方々には無償化を実施をいたしております。それは一四%になっておるわけでございます。だから、高くて払えないという方に対しましては政府として無償化という対応をいたしております。
恐らく野田委員の御指摘は、そういう話ではなくて、教育なのでそれは無償化すべきだというお考えであろうというふうに承知をいたしております。そこはどのようにこの給食というものを考えるか。教育そのものとして考えるべきなのか。そうすると、広くあまねく北海道から沖縄まで無償化すべきであり、国が持つべきだという考え方も…
この発言のページ
62
野田佳彦(立憲)
是非これは真摯に議論に向き合っていただきたいというふうに思っています。今総理が御指摘いただいた観点から私は申し上げていますが、加えて、今回は物価高対策として保護者の負担軽減という考え方も取っておりますので、生活困窮世帯に対する支援は承知していますけれども、生活困窮者だけではなくて、あまねく保護者の負担を減らすことによって可処分所得を増やすという意味においても、教育の観点のみならず必要であるということを申し添えておきたいというふうに思います。
加えて、じゃ、次に高校無償化の拡充です。
これは元々民主党政権のときに、私どもは公立高校の授業料の無償化を実施…
この発言のページ
- (上の発言)
63
石破茂(自民)内閣総理大臣
何か十数年前の議論をまざまざと思い出すのですが、私どもとして申し上げておったのは、本当に十分な財力を持った御家庭というものがある、十分に払える、そういうところも無償化するということは格差是正という観点から見てどうなんだろうか、十分に財政的な余力のあるところも本当に困窮しておられるところも同じに扱うということが本当に多くの国民の御理解を得られるものなのだろうかという観点から、私は政調会長でございましたが、随分と鳩山政権において議論をさせていただきました。私は同じ思いを今も持っておりまして、やはり格差是正というのは大切なことなのではないか。
あるいは、国民の御理解、納税者の御理解というものを得る。現状において高校の進学率は九九%ございますが、そこにおいて全て無償化ということについて、国民の皆様方がどう御理解いただくのかということは根源的な議論だと思っております。
そこについて私は野田委員と随分価値観は共有させていただいているように思いますが、同時に、教育の質というものをどう考えていくのだということでございます。私も高等教育は受けました。物すごく難しくなったという覚えがございます。つまり、皆さん方が無償化によって高等教育を受けられる、同時に、それをいかにして御理解いただけるかということの努力をどうしてやっていくのかという点も議論をさせていただきたいと考えております。
公立小中学校の施設の老朽化でございます。これは、コストを抑えながら、建て替えと同等の教育環境を確保するということ、排出する廃棄物も少ないという長寿命化改修というものを進めてまいりたいと思っております。
私は、全国あちこち回っておって、すごく立派な学校が廃校になったという例を幾つも見ております。やはり、そこにおいて長寿命化というものは必要なのではないかというふうに考えておるところでございまして、学校規模の適正化、そうすると学校は減っちゃうじゃないかというお話もございます。学校が減ったところは集落の活性化が著しく損なわれるということも承知をいたしておりますが、規模の適正化、ほかの公共施設との複合化、管理運営の改善というような検討もやっていきながら、早急に効果が表れるようなやり方は何なのだということで、老朽化対策は急ぎたいと考えております。
64
野田佳彦(立憲)
老朽化対策については一致点を見出したというふうに思うんですけれども、前段の部分については、理念のところでまだ少し開きがあるかと、十数年前と同じだと思っているんですけれども。公立高校の授業料無償化をやったときに、我々は最初から所得制限なしでいっていました、そのときはね。この後ちょっと介護の問題も触れますけれども、介護保険が導入されて介護は社会化されましたよね。同じように、子供の育ちや学びも社会化していこうというのが我々の理念であります。その理念についてはこれからもっと議論を詰めていきたいと思いますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
次に、ち…
この発言のページ
65
石破茂(自民)内閣総理大臣
介護の現場が非常に厳しいということは、私も現場を回ってよく承知をいたしております。そこに従事をする方の労働がいかに過酷なものであるか、私は本当に、そういう方々の現場を見て話をするたびに、これは何とかしなければならないという思いは強く持っています。
それと同時に、介護離職をしなければならない方々が大勢おられる、それによってその御家庭の負担が物すごく増えますし、そして、それによって失われる労働力の大きさというものもよく承知をいたしております。
この介護人材を確保するために何ができるかということは、更に議論は詰めてまいりたいと思っております。御党あるいはほ…
この発言のページ
66
野田佳彦(立憲)
全ての業種の平均に比べても、やはり介護に携わる人たちのお給料というのはかなりまだ低いので、今回の我々の提案なんかまだ一部向上ぐらいなんです。しっかりこれは受け止めていただきたいというふうに思います。
それからもう一つ、今度は働く人の支援をという意味で、百三十万円の崖対策。これは本会議でも私は説明をしましたので詳細は語りませんけれども、年収二百万円までいわゆる就労支援をしていくという、お金を支給していくという形の、七千八百億円の予算規模で対応できる案なんです。
国民民主党の皆さんに百三万の壁を突破していただく、これも期待をしたいと思いますが、あわせて、…
この発言のページ