長妻昭 (立憲民主党)

2025年1月31日・第217回国会 衆議院 予算委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 95 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 358 発言)

これは、一番年金にとって御法度のことなんですよ。積立金というのは、株価が上がれば上がるし、株というのは変動が大きいんですね。そうじゃなくて、実質賃金で見ているわけなので。しかも、二、三年待って景気がよくなればいいかなじゃなくて、百年間の予想をするわけなので、これは余りにも無責任。バラ色だから先送りするということなんですね。

そして、しかも、ちょっとこれは重大なことなんですが、もう一つのパネルを見せていただきますと、これは有識者とも議論しましたが、どうしても容認できないというふうにおっしゃる方が多いんです。

少し難しい話なので簡単に申し上げますと、まず、何にも、今年、年金改革の法案が出てこないとどうなるかといいますと、厚生年金については、マクロ経済スライドの一致を、基礎年金と合わせないで済むので、厚生年金は下げ止まるんですね。二〇二八年に、赤線です、下げ止まって、ずっとこのまま水準は続く。減るのは二〇二八年度で終わる。

ところが、今回不思議なのは、厚生年金と国民年金を事実上統合して、そして将来の基礎年金を拡充する、こういう案をするかしないかを四年後に決めます、先送りした。先送りしたのならば、普通、赤い線のまま、年金を下げずに、そこで検討するというのが筋だと思うんですが、先送りして、やるかやらないか分からないのに、二〇二九年度も一応下げる、様子見なのに。三〇年度まで下げていく、二年下げる。

しかも、この下げた金が生かされればいいですよ。将来の基礎年金を拡充する、氷河期世代のために使われるのならいいけれども、検討して、やらない場合は、やらずぼったくりなんですよ、はっきり言えば。無駄金になっちゃうんですよ、減らされるだけ減らして、基礎年金に行かないわけですから。

ですから、これはルール違反ですよ。これは、民間保険であれば、保険者の、ちゃんと了解を得ないといけない不利益変更に当たるわけですね。しかも、大義がない。

これは、二年下げて、やらない場合、金を返してくれるんですか。

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