布柴靖枝文教大学人間科学部教授

2025年6月10日・第217回国会 衆議院 法務委員会 第21号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 91 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 146 発言)

アイデンティティーは、自分とは何者であるかという感覚、意識、理解のことです。これはまさに、簡単に言うと、自分らしさというのを自分でしっかりと感じられる心、そして行動できる力になってきます。ですので、アイデンティティーがないと今の世の中は生きていけません。

そして、ちょっと昔の歴史を振り返ると、日本人というのは、アイデンティティーを持たなくても、ぼんやりとコミュニティーの中で過ごせてきたという歴史もあるんじゃないかなというふうに思います。その中の一つで、家制度で同じ氏を保つことによって、その中で、自分はこうですよと言わなくても、家というそのものに守られてきたかもしれません。

けれども、今は世の中が変わっています。今、世界でも本当に、一緒に仕事をしたりとか、グローバル社会の中で、いろいろな人たちとコミュニケーションを取りながら、日本だけでは経済社会は成り立っておりませんので、そういった時代にあって、今、アイデンティティーがないと生きていくことができません。

そして、そのアイデンティティーをクリアにするためにも、選択するというのが、実は、選択をするということは簡単じゃないですよ、いっぱい話し合わなくちゃいけないし、いっぱい違う価値観の人と話し合って、それでも、価値観が違っても一緒にやっていける力をつくっていくというのが本当の意味での私はアイデンティティーであるというふうに思っています。

以上です。

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