布柴靖枝文教大学人間科学部教授

2025年6月10日・第217回国会 衆議院 法務委員会 第21号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 87 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 146 発言)

次原参考人がおっしゃってくださいましたように、小さな不便な体験が、実はボディーブローのように利いて、その人のアイデンティティーを揺るがしていっています。

そうこうしているうちに、麻痺してくるんですね。そうしたら、自分が困難に向かい合っていても、こういうものなんだということで、怒ること、おかしいと思うことすらも分からなくなってくることがあります。それはとてもゆゆしき事態だというふうに思っているんですね。本当は、おかしい、何でこういうふうにしなくてはいけないんだという健康な主張をしていいところまで、自分が悪いからかもしれない、でも人生はこんなものなんだという諦めの中で、そういうふうになっていってしまっている可能性があると思います。

ですから、困っているのが分からないという方がいらっしゃるということ自体が、そういうふうにさせた世の中というのを私はとてもとても残念に思います。

以上でございます。

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