立憲民主党の川原田英世です。
農林水産委員会では初めて質問をさせていただきます。
私は魚屋の生まれでして、魚屋といっても、オホーツクの鮮魚を集めて全国の中央卸売市場に送る、業界的に言うと送り屋と言ったらいいんですかね、送りの仕事をしていました。また、母方は漁業の家系でして、捕る側と、また売る側と、両方を見て育った人であります。
それで、学校を出てから国会議員の秘書をやって政治の道に入り、また世界各国をバックパッカーとして歩いたりして、その後、十数年前に地元に戻って、自分自身も水産業を経営しておりましたので、毎日、朝は欠かさず競りに行って、自分で、競りの帽子をかぶって、競りに参加して買い付けをするということで、毎日浜の状況はつぶさに見てきたところであります。
年々、浜の状況というのは変化します。いい年もあれば駄目な年もある。周期がありますので、三年に一回この魚種はいいですよだとか、五年に一回この魚種は当たりですよとか、大体当たるんですよね、そのとおりで、駄目な年も大体事前に分かるわけですけれども、そういった周期から外れてきて、劇的な変化が起こってきたのはこの三年間だというふうに思っています。
毎年、春にはホタテの稚貝の船に乗って状況を見て、夏はマスの定置網、秋はサケの定置網と、船にも乗って見ているわけですけれども、ホタテの稚貝については、死滅しているだとか、生育環境が悪くなっていって、育ちが悪いという環境も出てきている。マスに至ってはもう壊滅ですね、壊滅的です。一日十トン捕れていた船が、去年なんて、乗ったら、一週間ぐらい定置網に毎朝乗ったんですけれども、一週間乗って三匹ぐらいしか捕れないわけです。一トン、二トンじゃないです。シーズンで三匹、四匹しか捕れないわけですね。これまで一日十トン捕れていた船がそういった状況。
ほかに捕れているといったら、もう商品にならないような痩せ細ったサバだとか、これまでなかった海藻類が網に付着して重たくなっていて、揚げるのも大変な状況になっているということで、ここまで深刻な海の変化がこの数年で起きているのかということを目の当たりにしています。これでは到底生活ができないというような状況でありまして、これは何とかせねばならぬというふうに思っているところです。
こういった状況も含めて、漁済というものの在り方、今回改正ということですから、中身について何点か確認をしながら、少し議論をさせていただければというふうに思っているところです。
まずは、漁済についての現状の確認から行いたいというふうに思っています。
今回の改正では、温暖化の影響も一つ背景として、漁業者にとってはセーフティーネットの選択肢が増えるということで、私は前向きに受け止めさせていただいているところです。
ただ、こうなると、もちろん、適用する漁業形態も選択肢が増えるということなので、ある程度支払いも件数が増えるということも想定されるのではないかなというふうに思っています。
ですので、この検討がされるということは、現状の共済の積立金にある程度の余力があるからこういったことができるようになるのかなというふうに思って見ていたんですけれども、現在の共済ではどの程度積立金というのがあるのか、そして、それがどのように運用されているのか、まずはこの点を確認させていただきたいというふうに思います。
41森森健水産庁長官
お答えいたします。
漁業共済、先ほども御答弁申し上げましたが、保険の仕組みということで、十分な保険母数があるかといったようなこと、あるいは、客観的な損害査定ができるか、そのために、例えば漁協の協力体制が確保されているかなどといった要件を満たすことが必要でございますし、そのほか、例えば、陸上養殖の場合、種苗導入が年に複数回できるので年級区分をどうするのかとか、そういったような問題もあるかというふうに考えております。
いろいろ整理した上で、現在、要件を満たしたものはウナギ養殖業ということでございますが、今後も、こうした要件を順次整えていくことで、対象化に…
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42岡岡田華子(立憲)
ありがとうございます。
陸上養殖はこれからの水産業の一つの可能性だと思いますので、是非、方向性、進めていっていただければと思います。
今日は委員長も体調が悪いようですが、お大事になさってください。
私の質問時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。
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43
御法川信英(自民)
次に、川原田英世君。
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- (上の発言)
44川川原田英世(立憲)
立憲民主党の川原田英世です。
農林水産委員会では初めて質問をさせていただきます。
私は魚屋の生まれでして、魚屋といっても、オホーツクの鮮魚を集めて全国の中央卸売市場に送る、業界的に言うと送り屋と言ったらいいんですかね、送りの仕事をしていました。また、母方は漁業の家系でして、捕る側と、また売る側と、両方を見て育った人であります。
それで、学校を出てから国会議員の秘書をやって政治の道に入り、また世界各国をバックパッカーとして歩いたりして、その後、十数年前に地元に戻って、自分自身も水産業を経営しておりましたので、毎日、朝は欠かさず競りに行って、自分で、競りの帽子をかぶって、競りに参加して買い付けをするということで、毎日浜の状況はつぶさに見てきたところであります。
年々、浜の状況というのは変化します。いい年もあれば駄目な年もある。周期がありますので、三年に一回この魚種はいいですよだとか、五年に一回この魚種は当たりですよとか、大体当たるんですよね、そのとおりで、駄目な年も大体事前に分かるわけですけれども、そういった周期から外れてきて、劇的な変化が起こってきたのはこの三年間だというふうに思っています。
毎年、春にはホタテの稚貝の船に乗って状況を見て、夏はマスの定置網、秋はサケの定置網と、船にも乗って見ているわけですけれども、ホタテの稚貝については、死滅しているだとか、生育環境が悪くなっていって、育ちが悪いという環境も出てきている。マスに至ってはもう壊滅ですね、壊滅的です。一日十トン捕れていた船が、去年なんて、乗ったら、一週間ぐらい定置網に毎朝乗ったんですけれども、一週間乗って三匹ぐらいしか捕れないわけです。一トン、二トンじゃないです。シーズンで三匹、四匹しか捕れないわけですね。これまで一日十トン捕れていた船がそういった状況。
ほかに捕れているといったら、もう商品にならないような痩せ細ったサバだとか、これまでなかった海藻類が網に付着して重たくなっていて、揚げるのも大変な状況になっているということで、ここまで深刻な海の変化がこの数年で起きているのかということを目の当たりにしています。これでは到底生活ができないというような状況でありまして、これは何とかせねばならぬというふうに思っているところです。
こういった状況も含めて、漁済というものの在り方、今回改正ということですから、中身について何点か確認をしながら、少し議論をさせていただければというふうに思っているところです。
まずは、漁済についての現状の確認から行いたいというふうに思っています。
今回の改正では、温暖化の影響も一つ背景として、漁業者にとってはセーフティーネットの選択肢が増えるということで、私は前向きに受け止めさせていただいているところです。
ただ、こうなると、もちろん、適用する漁業形態も選択肢が増えるということなので、ある程度支払いも件数が増えるということも想定されるのではないかなというふうに思っています。
ですので、この検討がされるということは、現状の共済の積立金にある程度の余力があるからこういったことができるようになるのかなというふうに思って見ていたんですけれども、現在の共済ではどの程度積立金というのがあるのか、そして、それがどのように運用されているのか、まずはこの点を確認させていただきたいというふうに思います。
45森森健水産庁長官
お答えいたします。
各漁業共済団体は、共済金の支払いが掛金収入を上回った場合の損失の填補に充てるために、毎事業年度、共済掛金等の事業収益と支払い共済金等の事業費用との差額の全部を、準備金、いわゆる積立金として積み立てているものでございます。その額は、令和五年度末で全国で約百六十五億円というふうになっております。
この準備金の運用については、法律で、損失の填補に充てる場合を除いてはこれを取り崩してはならないと規定されておりまして、また、安全確実な運用と、さらに填補に充てるための流動性の確保というものが必要でございますので、金融機関への預貯金、国債証券等…
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46川川原田英世(立憲)
分かりました。
近年、ちょっと積立金を、不当にじゃないけれども、ちょっとミスがあったというか問題があったというニュースも見ましたので、あえて確認のためにこの点は質問させていただいたところです。状況は分かりました。
次は、内容について伺っていきたいと思いますが、一つは、浜の声として上がっているのは、漁済で助かっていますよという声もたくさんあるんです。だけれども、一方で、特に、近年、先ほど言ったような温暖化でこれまでにない影響を受けている漁業者の方からはこんな話が出てくるわけですね。
年に二十万の共済掛金を払っているんだそうです。話では、全損した場合、…
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47森森健水産庁長官
お答えいたします。
漁業共済には、例えば減収の一〇%や二〇%までを補償するといった方式の商品ですとか、あるいは減収の一〇〇%まで補償する方式の商品というのがございまして、各漁業者が、事故が起きる可能性だとか、起きても自分は経営技術があるからそれほど大きな被害が起きないだろうというような判断だとか、あるいは、おっしゃられた掛金の額を勘案して選択をしているという状況でございます。委員御指摘の契約については、恐らく、さきに申し上げました減収の一部を補填する方式で契約されているということではないかというふうに思います。
御指摘のような現場の声が生じるのは、補…
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