高見澤將林東京大学公共政策大学院客員教授/公益財団法人笹川平和財団上席フェロー

2025年3月28日・第217回国会 衆議院 内閣委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 110 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 119 発言)

私は、今回の法案で非常に重要なことは、平素からの活動というものが非常に重視されているということではないかなというふうに思います。

ですから、国家的な背景とする組織的、計画性のある行為というのは恐らく今も日常的に行われているという状況だというふうに思いますので、そういった実態を踏まえて、平素からの協力体制、つまり日本がサイバーセキュリティー上どういう環境に置かれているかということを政府が官民の連携の下に把握しているという状態が非常に重要だというふうに思いますので、その中で総合的な変化量というのを常に把握していくという体制をつくるということだろうと思います。

それから、同時に、これまでの国家実行、要するに、ほかの国の国家実行をよく見極めながら、例えば、ロシアがやったこと、北朝鮮がやったこと、中国がやっていること、多々あると思いますけれども、あるいはアメリカなりイギリスがやったことというのを全部見ながら、我々は、その後のサイバーセキュリティーの状況のエスカレーションなり変化というのがあるのか、あるいは、その背景にある意図というものをどういうインディケーターで見積もっていくかというようなことも含めて、平素からのシミュレーションといいますか体制づくりというのを徹底して行っていくということではないかなというふうに思います。それに尽きるのではないかと。

あと、事態認定の最大のポイントは、やはり、内閣総理大臣なり安全保障会議の四大臣会合なり、そこでの、政治家がふだんからそういった情報に接して常に鋭敏な感覚を持ったところで意思決定といいますか政治的判断を行って、さらに、情報を要求するなり、同盟国なりいろいろな信頼できるところとやったり、そういうことを踏まえて迅速に意思決定をしていただく、こういう心構え。ですから、私、先ほども、総理大臣を含めた形でのシミュレーションなり演練というのが重要だというのは、そういう意味でございます。

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