御質問にお答えいたします。
私自身は、やはり内閣のサイバーセキュリティセンターができたときに思いましたのは、基本的にはなかなか一体感が得られにくい形、つまり、全体の人材が非常に少ないので、あらゆる組織から人を出してもらうというような形でやって、政府自身のサイバーセキュリティーに関係する要員が、そもそも資源配分が少ない。ですから、よく言われるのは、法律に関しての人材は非常に多いけれども、技術的なこととか現場でやるための高い専門能力を持った人間というのは非常に少ないという。
そういう、全体の、いわゆる公務員の配分の問題というか、それが非常に、伝統的な右肩上がりの、国家建設型の人材構成になっている、そこが非常に大きいところがあるのではないかというふうに思います。
それから、二つ目は、非常にリソースが少ない中で、二年、三年で代えなきゃいけないということが非常に多くて、私自身も、実際に日本年金機構の問題が起きているときに非常に有力な分析者が異動の時期を迎えてしまうというようなことがあったときに、その異動を防ぐのがなかなか大変であったりしました。
私自身、一度異動した人を呼び戻したことがあるんですけれども、そのときは、彼からは非常に喜ばれて、私の能力を生かせる職場じゃないところに行っていましたので、呼んでいただいて非常にありがたかったですみたいな形になり、実際に彼を呼び戻したところで職場の士気がぐっと上がるというようなことがありました。
ですから、私は、そういう意味で、この仕事の重要性であるとか、それから、その分野については十年、二十年やってもいいんだというようなことが必要だと思いますし、また、民間に行って新たな環境の下でその能力を発揮できるようになりながら、また役所に戻ってくるとか、そこの、いわゆるエコシステムといいますか、人材の流動性を確保しなければいけない。それができていないのではないかなというふうに思っていますので、何とか、若いうちから、若い人が、プロ野球とかJリーグのように、これも、eスポーツではないけれども、サイバーセキュリティーという分野が非常に格好いいというようなことを若い人に思ってもらえるような、そういったことが非常に必要ではないか。
だから、政治家自身が、サイバーセキュリティーの重要性なりサイバー人材の重要性ということについて強く訴えていただければというふうに思います。
ちょっと長くなりました。恐縮でございます。
81
菊池大二郎(国民)
終わります。ありがとうございました。
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82
大岡敏孝(自民)
次に、河西宏一君。
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河西宏一(公明)
公明党の河西宏一でございます。
四人の参考人の皆様、本日は大変貴重な御意見、意見陳述を頂戴いたしまして、心から感謝を申し上げます。
また、私の方からは、いよいよ本法案、本格的な立法措置というふうになるわけでありますけれども、これまでサイバーセキュリティー、またサイバー安全保障に御尽力をくださった四人の皆様始め全ての皆様に、心からの敬意と感謝を申し上げたいというふうに思っております。
まず、サイバーセキュリティーに関わる人材について、実務の現場で様々御経験も積み上げられてきました高見澤参考人と、また大澤参考人の方にお伺いをしたいというふうに思っており…
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- (上の発言)
84高高見澤將林東京大学公共政策大学院客員教授/公益財団法人笹川平和財団上席フェロー
御質問にお答えいたします。
私自身は、やはり内閣のサイバーセキュリティセンターができたときに思いましたのは、基本的にはなかなか一体感が得られにくい形、つまり、全体の人材が非常に少ないので、あらゆる組織から人を出してもらうというような形でやって、政府自身のサイバーセキュリティーに関係する要員が、そもそも資源配分が少ない。ですから、よく言われるのは、法律に関しての人材は非常に多いけれども、技術的なこととか現場でやるための高い専門能力を持った人間というのは非常に少ないという。
そういう、全体の、いわゆる公務員の配分の問題というか、それが非常に、伝統的な右肩上がりの、国家建設型の人材構成になっている、そこが非常に大きいところがあるのではないかというふうに思います。
それから、二つ目は、非常にリソースが少ない中で、二年、三年で代えなきゃいけないということが非常に多くて、私自身も、実際に日本年金機構の問題が起きているときに非常に有力な分析者が異動の時期を迎えてしまうというようなことがあったときに、その異動を防ぐのがなかなか大変であったりしました。
私自身、一度異動した人を呼び戻したことがあるんですけれども、そのときは、彼からは非常に喜ばれて、私の能力を生かせる職場じゃないところに行っていましたので、呼んでいただいて非常にありがたかったですみたいな形になり、実際に彼を呼び戻したところで職場の士気がぐっと上がるというようなことがありました。
ですから、私は、そういう意味で、この仕事の重要性であるとか、それから、その分野については十年、二十年やってもいいんだというようなことが必要だと思いますし、また、民間に行って新たな環境の下でその能力を発揮できるようになりながら、また役所に戻ってくるとか、そこの、いわゆるエコシステムといいますか、人材の流動性を確保しなければいけない。それができていないのではないかなというふうに思っていますので、何とか、若いうちから、若い人が、プロ野球とかJリーグのように、これも、eスポーツではないけれども、サイバーセキュリティーという分野が非常に格好いいというようなことを若い人に思ってもらえるような、そういったことが非常に必要ではないか。
だから、政治家自身が、サイバーセキュリティーの重要性なりサイバー人材の重要性ということについて強く訴えていただければというふうに思います。
ちょっと長くなりました。恐縮でございます。
85大大澤淳公益財団法人中曽根康弘世界平和研究所主任研究員
お答え申し上げます。
リアルなお話だということでしたので、一つ事例を申し上げますと、攻撃者もちゃんと曜日を選んで攻撃してまいります。対応が難しい金曜日の夕方というのはやはり狙い目でして、そこでシステムを止めるとなかなか、対応する人間はもう休みに入っていたりしますので。そういう点では、システムが止まる攻撃は金曜日の夕方に発現することが多くて。幸い日本は、例えばヨーロッパとずれていますので、その後、土日に入ってからということになりますが、そういう点では、システムを復旧させるまでは仕事をしなければいけないので、現場のエンジニアの人は、土日だろうが深夜であろう…
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河西宏一(公明)
大変参考となる、また示唆に富んだお話をありがとうございました。
私も、以前、サイバーセキュリティーの専門家から、本当にこの分野を重視している国のトップリーダーというのは、軽々に、我が国のサイバーセキュリティーが遅れているなんというようなことは口にしないんだということをおっしゃっておりました。本当に現場では過酷な状況で、一生懸命。ただ、ふだんは安全が当たり前になっておりますので、インシデントが露見すると、何でこうなっているんだというように責められてしまう。こういったことをよく我々政治家も踏まえながら、これからの取組にしっかりと生かしてまいりたいと思ってお…
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87吉吉岡克成横浜国立大学大学院環境情報研究院/先端科学高等研究院教授
お答えさせていただきます。
まさに御指摘があったとおり、中小企業のセキュリティー対策ということで、人も金も足りない、時間も足りない、仕組みもないということで、難しい状況だというふうに理解しております。
サイバー攻撃の話になりますと、非常に高度な攻撃ということがいろいろ取り沙汰されるわけですけれども、私、見ておりますと、攻撃の多くは、非常に基本的な対策を実は怠っていたことが原因だということもまだまだ非常に多いと思っております。そこに対して全てすごくコストがかかるかというと、そういうわけでもなくて、基本的な、例えばパスワードを変えているかですとか、更新を…
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