お答えします。
財務省の国際収支統計に基づく日本企業の対中南米地域投資額は、二〇二三年の実績で一・八兆円でありまして、これは対全世界の二十五・九兆円の七%となっております。この水準は、アフリカ、中東と比較すれば高い水準にはございますが、委員御指摘のように、ASEANやEUと比較すると必ずしも高い水準ではない。
この理由でございますけれども、例えばASEAN地域などと比較して投資水準が低い理由としては、一般論になって恐縮ですけれども、やはり日本から地理的に離れていることなどが起因しているのではないかと考えております。
他方で、昨年度の通商政策白書におきまして、中南米地域につきましては、世界情勢の不安定化による資源・食料安全保障やサプライチェーンの強靱化の重要性の認識を背景に、中長期的な視点に立って、重要鉱物、水素、アンモニア、バイオ燃料及び合成燃料、いわゆるe―フュエルなど、資源、エネルギー分野における新たな投資行動や企業活動が見受けられるほか、第三国・地域とのFTA締結の推進など、より対外的な経済拡大を目指す動きが見受けられることから、中南米地域につきましては、ここにおける新たなビジネス機会はこれまで以上に拡大余地があるという状況にあるというふうに分析してございます。
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田中健(国民)
二国間援助においては、中国などはかなり絞って援助をしているということで、厳しい状況の中、多国間援助というのは大変日本が得意とし、また、これまで実績があるということですので、是非、今回のIDAの二十一次の増資でその力を発揮してもらえればと思っています。
引き続きまして、米州開発銀行、IDBについてもお聞かせいただきたいと思います。
中南米・カリブ海諸国の発展を目的として一九五九年に設立をされましたのが、この米州の開発銀行です。設立以降、中南米・カリブ地域における開発資金の最大供給者としての役割を担っておりまして、日本も、大変古く、一九七六年にアジアで初…
この発言のページ
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英利アルフィヤ(自民)外務大臣政務官
田中委員、御質問ありがとうございます。
カリブを含む中南米地域は、約六億六千万人の人口を有する巨大市場、重要な資源、食料の供給拠点として、我が国経済における重要性が増している地域であります。
同時に、同地域は、所得格差や気候変動に対する脆弱性等の様々な社会課題を抱えており、持続的で包摂的な経済成長の実現に向け、官民による課題解決の取組が一層重要となっている地域でもあります。
このような観点から、我が国は、例えば地域最大の開発金融機関である米州開発銀行、IDBグループとJICAの協調融資、COREや、JICAによるIDBグループ傘下の米州投資公社、I…
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田中健(国民)
確かに巨大市場でありまして、官民の取組が必要ではあるんですけれども、実際、日本の民間企業による中南米・カリブ地域への投資というのは比較的低水準だということを聞いています。これはどうしてなのか、その原因はどのように捉えているか、お聞きします。
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- (上の発言)
85依依田学経済産業省大臣官房審議官
お答えします。
財務省の国際収支統計に基づく日本企業の対中南米地域投資額は、二〇二三年の実績で一・八兆円でありまして、これは対全世界の二十五・九兆円の七%となっております。この水準は、アフリカ、中東と比較すれば高い水準にはございますが、委員御指摘のように、ASEANやEUと比較すると必ずしも高い水準ではない。
この理由でございますけれども、例えばASEAN地域などと比較して投資水準が低い理由としては、一般論になって恐縮ですけれども、やはり日本から地理的に離れていることなどが起因しているのではないかと考えております。
他方で、昨年度の通商政策白書におきまして、中南米地域につきましては、世界情勢の不安定化による資源・食料安全保障やサプライチェーンの強靱化の重要性の認識を背景に、中長期的な視点に立って、重要鉱物、水素、アンモニア、バイオ燃料及び合成燃料、いわゆるe―フュエルなど、資源、エネルギー分野における新たな投資行動や企業活動が見受けられるほか、第三国・地域とのFTA締結の推進など、より対外的な経済拡大を目指す動きが見受けられることから、中南米地域につきましては、ここにおける新たなビジネス機会はこれまで以上に拡大余地があるという状況にあるというふうに分析してございます。
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田中健(国民)
今、一兆円強と言いましたけれども、ほとんど自動車なんですね。ですから、まだまだ民間の投資は少ないという中で、さらに、トランプ政権の誕生によって、メキシコへの関税の引上げやパナマ運河の奪還などということも言っていますけれども、中南米・カリブ地域というのは不安定要因を大変抱えているところです。この地域による、今、かなり、これから期待を持てると言ったんですけれども、投資リスクというのは逆に高まっていると考えられますが、この認識は、政府、いかがでしょうか。
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英利アルフィヤ(自民)外務大臣政務官
中南米地域は、先ほど申し上げましたとおり、約六億六千万人の人口と約六・二五兆ドルの域内総生産を抱えるなど、大きな経済的潜在力を有しております。また、重要な鉱物資源やエネルギー、食料資源を豊富に有し、日本を含む国際社会のサプライチェーン強靱化や経済安全保障の観点からも重要性が増している地域であります。こうした背景から、我が国企業は中南米諸国に多くの投資を行い、三千を超える拠点を置くことでサプライチェーンを構築してきています。
御指摘のような中南米地域の投資環境をめぐる状況も踏まえつつ、こうした我が国企業の投資を保護し、その活動を支援する観点から、あらゆる…
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田中健(国民)
ありがとうございます。
最後に大臣にお聞かせいただきたいと思いますが、これもIDAのときにもお聞きをしましたけれども、やはり今国内も大変経済が厳しい中、このように国際金融機関にお金を出資する、出していくということが、大変に国民に理解を得るのも難しく、また、更なる丁寧な説明が必要だと思っています。
同時に、今回のIDAを含め、アジア向けの開発金融機関でも、ADB、アジア開発銀行への出資もしておりますし、様々な国際金融機関に出資をしている中で、このIDBに出資をする意義というものを大臣の口からしっかり説明をまたいただければと思いますが、お願いいたします。
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