鹿沼均厚生労働省保険局長

2025年5月28日・第217回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 325 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 384 発言)

全世代型社会保障の理念の一つといたしまして、やはり能力に応じて負担をという議論があろうかと思っております。これは、国民健康保険、後期高齢者医療保険制度の保険料においても同じ考え方でございますし、そういう意味で、金融所得の勘案、こういったことも、私どもも全く同じ気持ちで、重要なテーマだというふうに思っております。

一方で、実務的にはいろいろな課題がございまして、そういったものを克服していかなきゃいけないということでございます。

具体的に申し上げれば、金融所得を勘案するに当たっては、確定申告されず源泉徴収で課税関係が終了するような金融所得について、これは市町村民税の課税所得等に算入されていないという状況でございます。現状では、保険者が金融所得の所得金額を把握できないという状況でございます。

このため、例えば、保険者が金融機関等からの情報を基に、確定申告されていない金融所得を把握するということも考えられるわけですが、金融機関や会社単位で寄せられた大量の金融所得データ、こういったものをシステム上で被保険者単位に正確に名寄せし取り扱えるような、こういったことが必要になると考えられております。

現在の類似の仕組みといたしまして、税制においては法定調書という仕組みがございますが、金融所得における法定調書につきましては、制度上、オンラインによる提出が求められていないという状況でもございます。

医療保険における金融所得の勘案に当たっては、法定調書の提出の状況等も踏まえながら、保険料負担の公平性の観点、市町村や金融機関など関係者の事務負担、情報化の進展などに留意しながら、引き続き丁寧に検討を行っていきたいというふうに思っております。

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