佐藤暁アドバイザリー・ボード会員/原子力コンサルタント

2025年6月3日・第217回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 57 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 113 発言)

ただいまの質問に対してお答えいたします。

アメリカが十八か月、二十四か月の運転サイクルを導入したというのはもうかれこれ二十年以上も前のことでして、それは目的としては、やはりコストを下げるというところに集中していたわけです。ですので、これを達成してコスト低減に寄与しないという論理はないのかなと。

もし延長することによって別のコストが膨大にかかるということであれば、当然そうではないわけですけれども、十分設備利用率を上げることのメリットの方が圧倒するということで、燃料に対しては三分の一というふうな、PWRの場合三分の一、BWRの場合で四分の一というのが標準的ですけれども、それも、運転サイクルを延長したからといって、その部分が増える、それほど極端に変わるわけではなくて、燃料コストが高くなるということもありません。

ですので、一方で、いろいろな高度なエンジニアリングが発生する。燃料の設計も変えないといけません、濃縮度も上げないといけません、燃料の組成も変えないといけませんといった高度なエンジニアリングがありまして、これは産業界側でも、規制機関でも取り組まないといけない課題なので、私の見たところでは、そういう細かい議論をする余裕が今までなかったんだろうなというふうに見ております。

コスト的には、きっとメリットはあるというふうに考えております。

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