お答えいたします。
今、軽水炉の問題につきましては、私の問題意識をそこに、やや極端な、つまり、発生確率の極めて低い事故に対しても特定事象対処設備を整備することの、いわば、私から見ますと、世界標準からすると重た過ぎる、それを用いて、安倍さん、安倍元総理は世界一厳しいとおっしゃったんですね。それはそういう意味で、政治的なメッセージとしては非常にいい取組だったと思いますけれども、やはり世界標準からするとどうかなというところがあるということはちょっとそこで申し上げました。
問題は、しかし、次のステージの軽水炉の規制をどうするかという問題です。
基本的には、私は今の規制基準、新規制基準はよくできているという認識でありますので、そこはきちんと適用していけばいいものと思いますけれども、ただ、新しいタイプの原子炉、軽水炉、おっしゃるように、パッシブセーフティーを強調した原子炉とか、あるいは、SMRであれば多分一基ということはないでしょうから、マルチで、複数基が同時に併設して、四基のSMRの制御室がワンルームで、四面にディスプレーが置かれているような、そういうような構造とか新しい取組が必要になりますし。
ですから、そういうものについてどう評価をし、災害の防止上、支障のないことについて確認をするという手続については、応用問題ではあるんですけれども、あらかじめ様々な議論を重ねておくことは極めて重要というふうに思っております。
以上です。
17
岩田和親(自民)
ありがとうございます。
引き続き近藤参考人にお伺いしたいと思いますけれども、今お答えいただきました、そういうふうな世界認識の下で、今回の第七次エネルギー基本計画、この評価等についてお伺いをしたいというふうに思います。
これも一言で表すのはなかなか難しくはありますけれども、まさに、お答えいただいたような世界情勢の不透明化、そしてまた、DXやGXの進展、また、これと関連する形でのデータセンターなどの需要が拡大していく、このように位置づけられて、そして、再エネと原子力をエネルギー安全保障に寄与して、かつ脱炭素電源として最大限活用していく、このようなたてつけ…
この発言のページ
18近近藤駿介アドバイザリー・ボード会員/東海大学国際原子力研究所所長
お答えいたします。
今の点につきましては、その方針、基本的考え方について私は間違いはないんだろうと判断しております。
実際に、おっしゃるように、では、それぞれ、太陽光、風力にしても、いろいろ新しい困難に直面していることも事実でありますし、原子力についても、再稼働が進まないという問題もあるし、おっしゃるように、六十年運転という制約条件の下では、当然、長期にわたって原子力を利用していくためには建て替え問題が出てくることは間違いないわけです。
問題は、私の関心事は、やはり建て替えをどうやって進めるのかなというところでありまして、これは結局、今の電力事業者…
この発言のページ
19
岩田和親(自民)
ありがとうございます。
今御指摘いただきましたように、基本計画でありますので、大きな道筋といったものは示されたものだと思っておりますけれども、それには様々な課題、これを整理をして進めていくということが重要である。私も、御指摘いただいたような、やはり電力事業会社がこれに投資ができるような、そういった環境といったものは、ちょっとここは議論はいたしませんけれども、この重要性というのは、これはやはり、特に政府としてもきちんと議論していくべきだろう、このように考えているところであります。
あわせて、整理しなければいけない課題の一つに、今日の陳述にもいただきまし…
この発言のページ
- (上の発言)
20近近藤駿介アドバイザリー・ボード会員/東海大学国際原子力研究所所長
お答えいたします。
今、軽水炉の問題につきましては、私の問題意識をそこに、やや極端な、つまり、発生確率の極めて低い事故に対しても特定事象対処設備を整備することの、いわば、私から見ますと、世界標準からすると重た過ぎる、それを用いて、安倍さん、安倍元総理は世界一厳しいとおっしゃったんですね。それはそういう意味で、政治的なメッセージとしては非常にいい取組だったと思いますけれども、やはり世界標準からするとどうかなというところがあるということはちょっとそこで申し上げました。
問題は、しかし、次のステージの軽水炉の規制をどうするかという問題です。
基本的には、私は今の規制基準、新規制基準はよくできているという認識でありますので、そこはきちんと適用していけばいいものと思いますけれども、ただ、新しいタイプの原子炉、軽水炉、おっしゃるように、パッシブセーフティーを強調した原子炉とか、あるいは、SMRであれば多分一基ということはないでしょうから、マルチで、複数基が同時に併設して、四基のSMRの制御室がワンルームで、四面にディスプレーが置かれているような、そういうような構造とか新しい取組が必要になりますし。
ですから、そういうものについてどう評価をし、災害の防止上、支障のないことについて確認をするという手続については、応用問題ではあるんですけれども、あらかじめ様々な議論を重ねておくことは極めて重要というふうに思っております。
以上です。
21
岩田和親(自民)
ありがとうございます。
最後、ちょっとまた近藤参考人に、国民理解や双方向のコミュニケーションについての重要性についてお尋ねをしたいと思います。
今日の意見陳述を拝聴させていただきながら、いわゆる現行の政策や規制、こういうことに対して一種意見を申されるというか、今採用されていない、こういった点も指摘をされていた、このように受け止めました。いわゆる合理的に達成可能な限りのリスク低減、これはこの委員会でも度々議論されている大事なテーマでございますけれども、こういった点であったり、おっしゃったわけでありますけれども、これはまさに、ちょうど資料の中にも、おっし…
この発言のページ
22近近藤駿介アドバイザリー・ボード会員/東海大学国際原子力研究所所長
お答えいたします。
私、エネルギー基本計画を読みまして、そこに書いておきましたが、やはり、問題意識として国民の皆様とのコミュニケーションは重要であると指摘しているんですが、はて、その作る作成過程においてそういうことをちゃんとやったのかというのは大変疑問だということを申し上げたわけです。
それで、二つですね。一つは、やはり、私どもも、昔の原子力委員会も、廃棄物処分の、高レベル放射性廃棄物の処分のルールを原子力委員会で提言するに至っては、非常にたくさんの回数の国民との対話のチャンスを持ったわけですね。あの一九九〇年代にはまだほとんどの省庁でやっていなかっ…
この発言のページ
23
岩田和親(自民)
ありがとうございました。
安全第一に、そしてまたエネルギーの安全保障、これをしっかりやはり国民に対して責任を持って進めていきたいということを最後に申し上げて、質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
この発言のページ