鈴木達治郎アドバイザリー・ボード会員/長崎大学客員教授/NPO法人ピースデポ代表

2025年5月15日・第217回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 70 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 93 発言)

ありがとうございます。

今あるプルトニウムを減らしていくということは日本政府も決定していますので、これは大事な政策であって、これは今後の再処理いかんにかかわらず必要なことだと思います。

イギリスの今回の処分の決定を見ますと、実は長い間議論してきまして、当初はMOX燃料にして処分するということが望ましいという案があったんですけれども、いろいろ更に検討を続けた結果、直接処分の方が望ましいと。これは安全性の面と経済性の面と核セキュリティーの面でいろいろ検討した結果だというふうに報告書には書いてありますので。

同じことが日本にも言えると思いますが、先ほど申しましたように、日本ではプルトニウムは地層処分できないんですね、法律上。したがって、先ほど申しましたように、高レベル廃棄物処分法を改正してプルトニウムも処分できるようにしないと、選択肢に乗ってこない。したがって、今の経産省や電力会社の選択肢としてはもう利用するしかないんですね、MOX利用に。ただ、MOXで利用しても、使用済MOX燃料がまた残ってしまいます。これをどうするかも決まっていない。

ということで、私の意見としては、まず、高レベル廃棄物処分法の中にプルトニウムも処分できるようにすれば、今ある既存のプルトニウムの処分についても選択肢が広がる。それで検討すればいい。今イギリスにあるものについては、合理的に考えれば、イギリスに頼んで処分してもらうのが一番合理的だと思いますが、これも、プルトニウムは資源だから利用するという原則に従うとなかなか難しいというのが現状ですので、ずっと全部つながっていますので、選択肢を広げるという意味でも、今の高レベル廃棄物処分法を改正して、プルトニウムも処分できるようにするのがいいのではないかと思います。

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