村上智信 (日本維新の会)

2025年5月21日・第217回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 138 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 216 発言)

ありがとうございました。

政府の目標としては二〇五〇年にカーボンニュートラルというふうに言っておりますけれども、確かにこの試算は二〇四〇年断面なものですから、二〇四〇年断面の脱炭素の進捗状況、それを踏まえるしかないということは分かります。

二〇五〇年のカーボンニュートラル、これを達成するためには、全く二酸化炭素を出さないということですから、かなり厳しいことになるんじゃないかと思いますけれども、二〇四〇年断面ではそこまでではないと思います。

鉄鋼業界を例に出して考えると、これは説明いただいた話ですけれども、二〇四〇年断面では電炉が増えているだろうという見通しは入っているという説明を聞きました。

これまで、鉄を作るときには、高炉において鉄鉱石と石炭を混ぜて、そして還元をする、このために二酸化炭素がいっぱい出る、こういう話でしたけれども、しかし、電炉に切り替えることによって、電炉というのは鉄スクラップを集めて溶かしますから、それほどまでには二酸化炭素は出てこない、こういうふうな話になるんですけれども、しかし、カーボンニュートラルを目指そうとしますと、これは大変大きな技術革新が必要になります。

そもそも、鉄を鉄鉱石から作るときに、石炭を使わない、こういうことになってくるんです。その代わりとして水素を使う、こんな発想になってくるんですね。水素で鉄鉱石を還元する。

水素を使うと、これは非常に高額になってきます。水素をどうやって調達するかという問題もありますし、水素は、一般的には水を電気分解したら得られる、化学的にはそうなんですけれども、非常に高額になりますし、あるいは石油を分解して水素を得るという発想もあるんですけれども、しかし、これだと脱炭素にはなりません。また、水素を使うと安全面の問題もあります。こう考えていくと、カーボンニュートラルにしていくと大変大きな問題が起こるんじゃないかというふうに思います。

今は二〇四〇年断面なので、それは、この統計の中、試算には出てこないんですけれども、そういうこともしっかり考えていただけたらなというふうに思います。

さて、次の質問に移ります。

脱炭素については第四次整理の試算に盛り込んでいるということでしたけれども、人口に関しても質問をいたします。

将来の国内総生産などの試算を行っていますけれども、政府の人口見通しを踏まえた試算になっているのでしょうか。政府は希望出生率一・八を実現するとしていますけれども、これとは整合するのでしょうか。

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