ありがとうございます。
これまでの御努力は非常に評価をするのでありますけれども、今お話がありましたデブリの取り出し、試験取り出しはできたというお話でありますけれども、この試験の取り出しと本格的な取り出しというのはまた全然別次元だと思います。本格的な取り出しについては、これからその手法だとか検討、設計をやっていかなきゃいけませんね。それから、例えば燃料の取り出しもまだ当初の予定から遅れているというふうに聞いています。
様々な作業は、私は、ロードマップ、大きな廃炉のスケジュールがあるので、その中に収めよう収めようとされてはいるのは分かるのでありますけれども、終わりが見えない、各作業の終わりが見えない、デブリの取り出し、ではいつ終わるんだ、そういう目標はいつの間にか消えてしまっている、それが現状だと思います。私はそれを責めるつもりはないんです。分からないんです、難しいんです。なのに、このロードマップは四十年で終わるというふうに書かれている。
私は、東京電力さんのためにも、この中長期のロードマップを早く見直す作業を着手をしないと、現場の皆さんは無理なスケジュールで難しい作業を強いられることになる。私は、ここは政治の決断も大変重要になります。この中長期のロードマップをどこかで見直す。
日経新聞の記事、上げました資料に、「二〇五一年の空疎」と。四十年で廃炉を完了する、そういう目標は、専門家の中でも誰もそんなことができると信じていないよという記事が書かれています。これは本当によくまとまっていると思います。当初はスリーマイルの事故のメルトダウンを参考にしてスケジュールを組んだんだ、でも、今回のデブリの取り出しで分かった、スリーマイルのメルトダウンと福一のメルトダウンは別物だ、だから、スケジュール、この中長期ロードマップを作った前提も崩れているんじゃないか。これは私は適切な指摘だというふうに思います。私は、二〇五一年空疎と書かれているこのスケジュールの見直しを是非とも進めていただきたい。
その前提としてもう一つ議論しなければいけないのは、いわゆるエンドステートと言われる、廃炉の後、どうするのか。この記事の中にも書いてありますけれども、本当に更地にして皆さんにお戻しができるのかどうかというところ、ここも今曖昧なんですよ。誰も議論していない。決められない。もちろん、決められない、難しい課題です。でも、それが分かっていないと、決めていないとこの廃炉の工程に大きな影響があります。
週末、伊方原発に行ってきたんですよ。伊方原発は一号機、二号機の廃炉作業がスタートしているんですよ。伊方原発の廃炉作業のスケジュール、四十年ですよ。正常に止まって、適切な工程で処理ができる廃炉作業に四十年ですよ。あの福島の事故後の原発の廃炉作業のスケジュールも四十年。二〇五一年完了。これだけを見ても、素人が見たっておかしいでしょう。
私は、ここは政治の責任で検討をスタートしていただきたい。しっかりといろいろな知見を集めて、これは廃炉のコストにも影響します。これは時間をかけてじっくりとやっていくことによって最終の廃棄物の量も減ってくる。
記事にも書いてありますけれども、百年かかるかもしれない、百七十年かかるかもしれない、そういう研究がある、それでも終わらないかもしれない。そういう覚悟を持ってこのロードマップというのは見直していかないと、本当に、廃炉作業、大変な作業を東電さんに強いることにもなるし、無理をして事故が起きるかもしれない。私は、そういう今大事な局面に来ているんだというふうに思います。
大臣、この廃炉スケジュールは政府が作っています。これは、与野党を超えて是非そういう委員会をつくって、いや、当初の計画は民主党政権時代に作っていますから、私もその頃民主党におりましたので責任を感じているのであります。是非、専門家の皆さんもいろいろな議論をされていると思いますけれども、先ほど言ったような、今いろいろな条件が変わってきた、見えてきた、そういう中で、ゼロベースでこのロードマップの見直しを進める、その指示を出していただけないですか。
61山山口裕之東京電力ホールディングス株式会社代表執行役副社長
お答えをいたします。
先ほど、日本原電に支払っておりますお金につきましては、意義や妥当性についてはお答えをしたというつもりでございますが、今発電停止中でございますけれども、再稼働に向けて発電所を安全に維持運営する費用ということで支払う必要があるというふうに今は考えてございます。
この発言のページ
62山山崎誠(立憲)
お答えいただけないので、極めて残念です。その金があったら例えば地熱発電をもう少しやっていただきたいんですよ。その方が次につながりますから、是非御検討をお願いをしたいと思います。
では、次のテーマに移らせていただきます。
東京電力福島第一原発の廃炉作業です。
これも現場の皆様には大変な御苦労をおかけしているお話だと思います。本当に心から現場の皆様には敬意を表します。
毎年あの現場にも伺わせていただいていますけれども、少しずつ少しずついろいろな環境も改善されて、進んでいるのは分かります。ただ、その前提で、今日は厳しいお話をしなければいけないということ…
この発言のページ
63山山口裕之東京電力ホールディングス株式会社代表執行役副社長
お答えをいたします。
当社といたしましては、国の中長期ロードマップで示されたマイルストーンを目標に、足下の作業を一つ一つ積み上げまして、複数の工程を安全かつ着実に進めているところでございます。
中でも、ALPS処理水の海洋放出につきましては、二〇二三年八月からALPS処理水の海洋放出を開始いたしました。これまでに計十一回の海洋放出で海域のモニタリング結果等に異常は確認されておらず、計画どおり、安全な放出ができていると考えてございます。
また、廃炉の本丸でございます燃料デブリの取り出しにつきましては、二号機におきまして、昨年九月に試験的取り出しに着手…
この発言のページ
- (上の発言)
64山山崎誠(立憲)
ありがとうございます。
これまでの御努力は非常に評価をするのでありますけれども、今お話がありましたデブリの取り出し、試験取り出しはできたというお話でありますけれども、この試験の取り出しと本格的な取り出しというのはまた全然別次元だと思います。本格的な取り出しについては、これからその手法だとか検討、設計をやっていかなきゃいけませんね。それから、例えば燃料の取り出しもまだ当初の予定から遅れているというふうに聞いています。
様々な作業は、私は、ロードマップ、大きな廃炉のスケジュールがあるので、その中に収めよう収めようとされてはいるのは分かるのでありますけれども、終わりが見えない、各作業の終わりが見えない、デブリの取り出し、ではいつ終わるんだ、そういう目標はいつの間にか消えてしまっている、それが現状だと思います。私はそれを責めるつもりはないんです。分からないんです、難しいんです。なのに、このロードマップは四十年で終わるというふうに書かれている。
私は、東京電力さんのためにも、この中長期のロードマップを早く見直す作業を着手をしないと、現場の皆さんは無理なスケジュールで難しい作業を強いられることになる。私は、ここは政治の決断も大変重要になります。この中長期のロードマップをどこかで見直す。
日経新聞の記事、上げました資料に、「二〇五一年の空疎」と。四十年で廃炉を完了する、そういう目標は、専門家の中でも誰もそんなことができると信じていないよという記事が書かれています。これは本当によくまとまっていると思います。当初はスリーマイルの事故のメルトダウンを参考にしてスケジュールを組んだんだ、でも、今回のデブリの取り出しで分かった、スリーマイルのメルトダウンと福一のメルトダウンは別物だ、だから、スケジュール、この中長期ロードマップを作った前提も崩れているんじゃないか。これは私は適切な指摘だというふうに思います。私は、二〇五一年空疎と書かれているこのスケジュールの見直しを是非とも進めていただきたい。
その前提としてもう一つ議論しなければいけないのは、いわゆるエンドステートと言われる、廃炉の後、どうするのか。この記事の中にも書いてありますけれども、本当に更地にして皆さんにお戻しができるのかどうかというところ、ここも今曖昧なんですよ。誰も議論していない。決められない。もちろん、決められない、難しい課題です。でも、それが分かっていないと、決めていないとこの廃炉の工程に大きな影響があります。
週末、伊方原発に行ってきたんですよ。伊方原発は一号機、二号機の廃炉作業がスタートしているんですよ。伊方原発の廃炉作業のスケジュール、四十年ですよ。正常に止まって、適切な工程で処理ができる廃炉作業に四十年ですよ。あの福島の事故後の原発の廃炉作業のスケジュールも四十年。二〇五一年完了。これだけを見ても、素人が見たっておかしいでしょう。
私は、ここは政治の責任で検討をスタートしていただきたい。しっかりといろいろな知見を集めて、これは廃炉のコストにも影響します。これは時間をかけてじっくりとやっていくことによって最終の廃棄物の量も減ってくる。
記事にも書いてありますけれども、百年かかるかもしれない、百七十年かかるかもしれない、そういう研究がある、それでも終わらないかもしれない。そういう覚悟を持ってこのロードマップというのは見直していかないと、本当に、廃炉作業、大変な作業を東電さんに強いることにもなるし、無理をして事故が起きるかもしれない。私は、そういう今大事な局面に来ているんだというふうに思います。
大臣、この廃炉スケジュールは政府が作っています。これは、与野党を超えて是非そういう委員会をつくって、いや、当初の計画は民主党政権時代に作っていますから、私もその頃民主党におりましたので責任を感じているのであります。是非、専門家の皆さんもいろいろな議論をされていると思いますけれども、先ほど言ったような、今いろいろな条件が変わってきた、見えてきた、そういう中で、ゼロベースでこのロードマップの見直しを進める、その指示を出していただけないですか。
65
武藤容治(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
委員からの御提案でございますが、これもいつもいろいろお話し申し上げていますけれども、これはもう世界でも例のない、類のない、技術的にも難易度の高い作業である。本当に、委員おっしゃられるのは、これで、二〇五一年で本当に終わるわけないじゃないかというような多分お気持ちだというふうに思いますけれども、正直、今回、燃料デブリも、やっと、今月中かな、多分二回目の取り出しに入るんだというふうに承知をしています。
いずれにしても、柔軟な方向性を調整するステップ・バイ・ステップというこのアプローチ、もうしばらくしっかりと、この技術というものがどのぐらいなものなのかという…
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66山山崎誠(立憲)
もう一歩踏み込んでいただきたかったのでありますけれども、ありがとうございます。前向きな御答弁だったと思います。
いろいろな意見は確かにあるんだと思います。東電さんの報告を読んでいると、そのロードマップに合わせよう合わせようとして、表現が残念ながら変わってしまうんですよ。ゴールがどんどんどんどん曖昧になっていく、そういう状況をこれ以上東電さんにも強いることは、やはり私は政治として不適切ではないか、もっと言うならば、福島の皆さんに対して不誠実ではないか、そのように強く思うので、皆さん、山名理事長も専門家で廃炉責任者でもありますので是非御意見をお聞きしたかっ…
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67伊伊藤禎則資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長
お答え申し上げます。
ただいま委員から御指摘いただきました洋上風力発電でございますけれども、インフレなどの影響を受けまして、世界的にも一部でプロジェクトの中断等が発生してございます。したがいまして、今お話しいただきましたとおり、公募の公平性を担保しつつ、事業を完遂させるための環境整備を進めていくことが重要と認識してございます。
そして、御指摘いただきましたFIP制度ということで、二〇二二年四月に開始をしてございます。こちらは、従来のFIT制度の課題を踏まえまして制度改善を図る観点から、発電事業者に発電計画の策定を求めるとともに、発電事業者の売電収入を…
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