いずれにせよ、失敗を今回は是非繰り返さないように、また、その失敗を生かして、次のラピダスの支援ということにつなげていかなくてはならないと思うんですね。
現在、半導体の産業における政府の支援は、技術開発への支援というのが中心となっていると思います。確かに、この半導体分野は、日々進化する高度な技術を必要として、日本の競争力を高めていくためには技術革新というのは不可欠です。
しかし、技術力だけで企業が成長するということは難しくて、先ほど申し上げましたように、経営の健全性とか財務の安定性も、同様に重要な要素となります。
過去の事例を見ると、日本の半導体産業において、技術力が高いにもかかわらず、経営判断の遅れや資金調達の課題によって競争力を失った企業、先ほどお話ししたエルピーダメモリとかもその一例に入ると思いますが、それ以外にも、半導体関連企業が市場競争の波にのまれて縮小又は撤退を余儀なくされてきたということがあると思います。
現在、このラピダス社を始め半導体関連企業への支援というのは行われていますが、経済産業省として、技術支援だけでなく、企業の財務健全性や経営の安定性をどのように評価するのか、そして適切なガバナンスを確保するかが極めて重要なポイントになってくると思っています。もし、技術開発だけに焦点を当て、経営の安定性が軽視されれば、これは同じような過去の失敗を繰り返すというリスクがあります。
加えて、公的資金が投入される企業については、単なる短期的な技術開発の成功だけでなく、資金調達も含めて長期的に持続可能な経営ができる体制というのを整えることが求められています。
そのために、政府が企業の経営能力をどのように評価して、支援の仕組みに組み込んでいくかということがかなり重要なことになると思っています。例えば、経営陣の選定基準であるとか、資金調達の適正性、投資リスクの管理体制、企業の市場競争力の評価基準等を明確にしていくということは必要だと思います。
こうした観点を踏まえて、この本法案に基づく支援において、経済産業省として、企業の経営状況をどう評価していくのか、技術力だけでなく財務や経営の健全性を確保する制度をどのように設ける予定でしょうか。御説明ください。
140野野原諭経済産業省商務情報政策局長
エルピーダは、円高や、それから東日本大震災の後のサプライチェーンの途絶という状況だった、非常に特殊なダウンターンのところで行き詰まったわけですけれども、そのときにやはり流動性が供給が十分されていれば潰れることはなかったというふうに思いますけれども、それが、流動性を機動的に政府が供給する仕組みがメカニズムとしてそのとき十分なかったということが言えると思います。民間の銀行団がこれはこれ以上追加で貸しませんよと言ったときに、それで行き詰まっちゃったということでございます。
当時経営されていたのが坂本さんという方で、その人からヒアリングしたことを日経新聞の小柳…
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宮崎政久(自民)
順調に業績を上げていることについての認識はどう。
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142野野原諭経済産業省商務情報政策局長
業績については、今、研究開発段階で、量産技術確立を目指していますので、この後、きちっと歩留りを上げながらテイクオフしていくということを目指していくということになると思いますが、この最先端のところが一番もうかっておりまして、TSMCの利益率が四〇%、しかも、先端ノード、シングルノードのところの半導体が全体の彼らの売上げの半分以上を占めております。
そういう意味では、一番もうかるセクターのところに参入しようとしている。投資額が大きいので、参入者がこの十五年ほとんどなかった分野でございますので、新規参入が非常に難しいんですけれども、非常にもうかる、今はもうか…
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- (上の発言)
143平平岩征樹(国民)
いずれにせよ、失敗を今回は是非繰り返さないように、また、その失敗を生かして、次のラピダスの支援ということにつなげていかなくてはならないと思うんですね。
現在、半導体の産業における政府の支援は、技術開発への支援というのが中心となっていると思います。確かに、この半導体分野は、日々進化する高度な技術を必要として、日本の競争力を高めていくためには技術革新というのは不可欠です。
しかし、技術力だけで企業が成長するということは難しくて、先ほど申し上げましたように、経営の健全性とか財務の安定性も、同様に重要な要素となります。
過去の事例を見ると、日本の半導体産業において、技術力が高いにもかかわらず、経営判断の遅れや資金調達の課題によって競争力を失った企業、先ほどお話ししたエルピーダメモリとかもその一例に入ると思いますが、それ以外にも、半導体関連企業が市場競争の波にのまれて縮小又は撤退を余儀なくされてきたということがあると思います。
現在、このラピダス社を始め半導体関連企業への支援というのは行われていますが、経済産業省として、技術支援だけでなく、企業の財務健全性や経営の安定性をどのように評価するのか、そして適切なガバナンスを確保するかが極めて重要なポイントになってくると思っています。もし、技術開発だけに焦点を当て、経営の安定性が軽視されれば、これは同じような過去の失敗を繰り返すというリスクがあります。
加えて、公的資金が投入される企業については、単なる短期的な技術開発の成功だけでなく、資金調達も含めて長期的に持続可能な経営ができる体制というのを整えることが求められています。
そのために、政府が企業の経営能力をどのように評価して、支援の仕組みに組み込んでいくかということがかなり重要なことになると思っています。例えば、経営陣の選定基準であるとか、資金調達の適正性、投資リスクの管理体制、企業の市場競争力の評価基準等を明確にしていくということは必要だと思います。
こうした観点を踏まえて、この本法案に基づく支援において、経済産業省として、企業の経営状況をどう評価していくのか、技術力だけでなく財務や経営の健全性を確保する制度をどのように設ける予定でしょうか。御説明ください。
144野野原諭経済産業省商務情報政策局長
本法案に基づく支援対象事業者につきましては、事業者から提出される事業計画の審査、それから選定後の進捗確認において、産構審に設置してあります次世代半導体等小委員会の外部専門家の方々に、経営の専門家の方々もいらっしゃいますので、経営の観点も含めて精査いただくこととしております。
この委員会には、最先端の半導体の技術、経営を適切に評価できる専門家に参画いただいておりますので、支援事業者の経営面についても適切に評価できるというふうに考えております。
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145平平岩征樹(国民)
ちょっと先ほどの質問にもありましたが、例えば、でも、もしこれを進めていくに当たって企業の財務状況が悪化した場合、これは政府としてはどのタイミングで介入するのか、その辺りはお考えでしょうか。
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146野野原諭経済産業省商務情報政策局長
この次世代半導体小委員会でモニタリングをしてまいりますので、できる限り早期に、何か異常があれば察知をして、必要な対策について考えていく、検討していくということになろうかと思います。
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