岡野純子 (国民民主党)

2025年3月19日・第217回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 41 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 128 発言)

ありがとうございます。

確かに、継続的な安全性や信頼性、そういったものが最重要であって、ないがしろにしてはいけないというのは誰しもが思うところではありますが、先ほど総合的というような文言がございましたけれども、私は、現在のこの市場環境を踏まえれば、その限りではないのかなというようなところもあります。

また、答弁の中で、初めてのBWRの工事というようなところがありました。全く情報がない中なわけであります。すなわち、先行して着手している他の特重の情報というのも秘匿性の観点からもらえない、まさに手探り状態の中で、その厳しい状況下で、五年という期限、状況によって無理があるのであれば、柔軟的に、柔軟性を持って変えていくのではというような考えを持っておりますが、これは今日のところは意見として申し述べるのみとさせていただきます。

では次に、原子力発電の議論全体について伺ってまいります。

特重工事の遅延について、一部には不安をあおるような報道も見受けられます。しかし、誤った情報や偏った情報が拡散されることで社会に分断を生むことは避けなければなりません。

再稼働に慎重な立場の方々も、電力の安定供給が必要である、そのこと自体は理解をされているわけです。ただ、技術面の議論、理屈だけでは納得できない思いがあるのだろうと思います。万が一の事故への恐怖、未来世代への責任感、情報が隠されているのではないかという不信感、こうした感情ですとか価値観をしっかり尊重して、政府としての丁寧な説明をしていくべきだと考えております。

一方では、再稼働をしないことに伴うリスク、これもまた丁寧に説明をしていく必要があると思います。電力不足や経済負担の増大、海外依存が高まることによるエネルギー安全保障の問題、温室効果ガスの問題、こうした現実的な課題を冷静かつ具体的に提示することも必要です。

この十四年間、政府は、技術的安全性を高めて、説明を繰り返してきております。それは正しいことですし、王道だと思いますが、言葉を選ばず言いますと、ただ、慎重な立場の方にはそれが響いていない、刺さっていない、論理と感情がかみ合っていないような、そうした感覚を私はこの間ずっと覚えてきております。

再稼働によって国民を不幸にしようなんて思っている人は誰一人いないわけで、技術的な根拠を基に、ちゃんと国民の感情ですとか価値観に寄り添って、冷静に具体的に相互理解を進めるアプローチが必要だと考えますが、この点、政府としてどのように取り組んでいくのか、お考えをお聞かせください。

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