赤澤亮正 (自由民主党)内閣府特命担当大臣(経済財政政策)

2024年12月16日・第216回国会 参議院 予算委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 215 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 451 発言)

今の総理の答弁にちょっと補足をさせていただいて、我が国経済は、一九九〇年代のバブル崩壊以降、不良債権や金融システム問題など困難に加え、アジア通貨危機やリーマン・ショックなどの外生的危機に見舞われてきた、このことは総理から申し上げたとおりでございます。この間、一つはやっぱり、企業は短期的な収益確保のために賃金や成長の源泉である投資を抑制をし、結果として消費の停滞や物価の低迷、さらには成長の抑制がもたらされたということがあったと思います。

さらに、ちょっと付け加えれば、諸外国との間で法人税の引上げ競争のような、引下げ競争、ごめんなさい、引下げ競争のようなものもありました。これ、我々の国もこれは国際競争力の観点で乗らなきゃいけないということでやってきたところもあるんですが、今、EBPMということで財務省でも検証中ですが、その結果どうなったかというと、やはり当時の説明は法人税引き下げると賃上げや投資の余力が出てというようなお話を聞いていたんだけど、実際に起きたことは、なかなかそちらは起きずに外国への投資が増えたり内部留保が増えたりという意味で、先生御指摘のとおり、その政治の判断が全て正しかったかと言われれば、外生的要因もあり、諸外国との法人税引下げ競争もありで、その時々でベストな判断してきたつもりではあるんですが、結果において、今から考えるともう少しやりようはあったかなというところもないわけではないです。

その上で、こうした状況の中で、低物価、低賃金、低成長というデフレの悪循環につながりまして、それが過去三十年の基本的な構造であったと思っています。それを何とか乗り切ろうということで、約三十年ぶりというか、三十三年ぶりに高い水準の賃上げが、今年五%ということでありますし、百兆円を超えるような過去最大規模の設備投資など、明るい兆しが現れてきております。

我が国経済、何とか、この今日の委員会でも申し上げていますけど、国民の皆様の間のデフレマインドと企業側のコストカット型の経済というこの悪い循環から抜け出して、賃上げと投資が牽引する成長型経済に移行できるかどうかの分岐点に来ているということでありまして、積極的に円滑かつ迅速な価格転嫁を進めるとともに、省力化やデジタル化投資の促進などの支援を盛り込んだ経済対策も取りまとめたところでありますし、人への投資、官民連携の国内投資によって賃上げの原資となる企業の稼ぐ力を高めるなど、将来も継続的に所得が増加する手だても講じていく中で、しっかり成長型の経済に移行していきたいというふうに思っているところでございます。

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