江藤拓 (自由民主党)農林水産大臣

2024年12月19日・第216回国会 参議院 農林水産委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 45 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 292 発言)

まあ正直言って、撤廃ということになるとハードルは高いです。昨日も衆議院の方でお答えしましたが、私、六十四歳ですよね。例えば、私が政治家を七十歳で引退して新規就農しますといって、果たして六百万、私に渡すことが国民理解が得られるかというと、なかなか厳しいじゃないですか。年齢制限の話ですけどね。

そして、やはり、これまでの農林水産省の議論の中では、親元にはまず農地がある、新規就農は農地も持っていない、そして機械もある、新規就農は機械もない、そして知見もない、何も持っていないから全面的にサポートしようということだったんですよ。

しかし、それでは足りないだろうということをずっと私も自民党の中にあって言ってきましたが、なかなか解決できませんでした。そして、たまたま今回大臣になれたので、何としてもこれはやるぞと、構造改革なんだからということで、まあ年齢制限は外せませんでしたけれども、かなり要件は思いっ切り緩和しました。余りハードルを下げた下げたと言うと、後ろの役所の人たちがざわざわとしますので、余り踏み込んだことを言わないようにしますが、ただ、例えば親がキュウリを作っているハウスで、ピーマンを作っている、そこにCO2発生装置を入れる。そんな高いものじゃないですよ。でも、これで生産性の向上は確実に見込めますから、それをやることによって支援の対象になるということであれば、私はかなりの数の方が手を挙げてくるんではないかなと予想しています。

ですから、また予算の話になって、田名部先生、大変申し訳ないんですけど、どれだけの手が挙がってくるかをまずは見極めたいと思います。もうこれ受け切れないということになれば、また予算の要求も当然しなきゃなりません。来年の当初でできればいいですけれども、補正でやるのか、いろいろ考えなきゃなりません。そして、その状況を見極めた上で、七十歳以上でもいいのか、例えば八十歳の人でも新規就農として認めるのか。撤廃ということになると年齢制限なしですから、それはちょっと合理性に欠ける。

やはり若い人が就農してくれれば長く農業をやってくれるわけですから、国の税金を使う以上は投資効果が高い方がいいですよね、それはやっぱり。十年ぐらいしかやってくれない人よりも五十年やってくれる人にお金をあげた方がいいじゃないですか。国でもスタートアップ企業にお金を出すのと同じように、そういう勇気のある方々に支援をするということで差を付けたというのが現状でありますが、できる限り今後の趨勢を見守りながら制度は不断に見直していきたいと考えております。

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