岸谷克己国土交通省大臣官房技術審議官

2024年12月18日・第216回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 90 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 265 発言)

お答えいたします。

国土交通省では、リニア中央新幹線の建設におけるトンネル掘削による大井川中下流域の水資源への影響につきまして、有識者会議を開催し、科学的、工学的な観点から議論を行い、令和三年十二月に報告書を取りまとめております。

この報告書において、導水路トンネル等によりトンネル湧水量の全量を大井川に戻すことで中下流域の河川流量は維持されるとの専門的な判断がなされております。

また、報告書の取りまとめを受けまして、国土交通大臣からJR東海に対しまして、報告書に基づく対策を講じるように求めております。

今後は、静岡工区の水資源の確保について、JR東海が報告書で整理された対策を着実に実行していくことが重要であることや、委員御指摘の地域の方々から国の関与の継続について要請いただいたことから、本年二月より、リニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議を開催しております。

引き続き、このモニタリング会議を通じて、JR東海の対策状況を継続的に確認するとともに、静岡県とJR東海の協議に国土交通省も入りまして、一層の対話を促すなど、積極的に関与し、地域の理解と協力を得て事業が進められるよう、関係自治体やJR東海と連携して対応してまいります。

御指摘の大井川中下流域の水資源の利用に影響が出た場合の補償につきましては、令和二年三月に、事業主体でありますJR東海が、補償を請求する期限や補償期間等に関して、公共事業の要領によらずに対応したい旨表明しております。

また、国の関与に関する文書につきましては、国土交通省としては、まずは当事者であるJR東海と静岡県や大井川流域市町との間でしっかりと協議していただくことが重要であると考えております。

その上で、国土交通省としましては、JR東海や関係自治体の協議を推進するとともに、協議の内容を踏まえて、JR東海をしっかりと指導してまいります。

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